- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101383729
感想・レビュー・書評
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ナオコーラさんの文章は、いつまででも噛みしめていたい。独特な味がある。
シオちゃんの揺れ動く心は私の揺れ動く心でもあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
一気読み。
紙川さんと栞ちゃん。 -
2014.3.19読了
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2014 2/4
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140119
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シオちゃんは近いけど違うなと思う。ちょっと生きるのが下手そう。名言多数。
山崎ナオコーラさんの本最近読んでるけど、根底にあるものは変わらないのに表出がちゃんと違う形になっていて良い。なにより名言が多い。 -
さらさらと綺麗な文章が散りばめられている。ストーリー性は薄く、詩性を強く感じる。あの素敵な一文をもう一度みたくて再読しました。
とてもよかった。 -
紙川さんみたいな人と付き合いたいです。♡
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ナオコーラの表現は心に突き刺さってくる。
《本文より》
紙川さんと一緒にいるとき、心の震えがあるというか、共振、というのが起こるように思う。
大好きだ、というのではなくて、「身近にいると一緒に震える人」、そんな感じだった。
心の中の一番柔らかい部分を握りつぶされるような。
私の動き方も、喋り方も、紙川さんには明りに見えたのに違いない。
私が紙川さんの生活の喜びになっていることが、私にはよくわかっていた。私のおかげで、紙川さんの暮らしに色彩が生まれたという考えは、うぬ ぼれではないだろう。
ときどき欲情してくれて、私が生きていることを全肯定していた。
そんな人は他にいなかったのだ。
ばかな人だけれど、私にとっては大事な人としか言いようがない。
私は初めて明かりになれたのだ。 -
一気に読めてしまった。
栞に共感したり、紙川のダメさ加減になんともいえなかったり。
「入籍」という言葉や、戸籍の考え方になるほどと納得したり。
そして文章というか言葉の雰囲気が好きです。
2013.6.10読了