未練―女刑事音道貴子 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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感想 : 120
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101425382

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーが少し重たく苦しいので、短編くらいがちょうどいいかも笑

  • 音道シリーズ短編集。監禁、猟奇殺人や幼児虐待などさまざまな憎悪が貴子の周りをうごめいていく。面白かった。

  • 音道シリーズ4作目。
    もっと長いと思ったけど短くて「あれ?」と思ったら終わっちゃった。
    もと刑事のオカマちゃん何ているのかな?
    ハマりまくってオーディブルの乃南さんは全部読みたいと思ってる。

  • 女刑事音道貴子シリーズ。短編集。
    音道貴子という刑事の息遣いが聞こえてきそうな数々の作品となっている。警察小説という枠組みのサスペンス物としてよりも、人間模様をうまく描いている。

  • ふと入ったカレー屋で音道は、男が店主に「こいつは俺の女房を殺した」と怒鳴る場面に遭遇する―男同士の絆が無惨に引き裂かれてゆく様子を描いた表題作。公園の砂場で保育園児が殺害され、その容疑者の素性に慄然とする音道…「聖夜」。監禁・猟奇殺人・幼児虐待など、人々の底知れぬ憎悪が音道を苛立たせる。はたして彼女は立ち直れるのか?好評の音道シリーズ短編集第二弾。

  •  音道貴子、恋愛して結婚、離婚。ミニパトから白バイ、そして刑事に。風呂上がり、素っ裸にバスタオルを首にかけ缶ビール。寝るときはTシャツだけ。なんともカッコいい女刑事さんですw。「未練」、2005.2発行、短編6話が収録されています。非番時も含めて、警察の仕事は大変と思います!

  • 2022/5/26

    全編通して様々な「未練」を感じられた。
    「聖夜までに」は胸が苦しくなる場面が多かった。

  • 読みやすい短編集。
    警察という組織に属しているが、一人の女性“音道貴子”として、事件と向き合う姿が描かれていて面白いです。

  • 音道シリーズ4冊目。相変わらず読みやすい乃南アサさん。短編だと音道貴子が妙に身近に感じる。

    回数を重ねるにつれ音道が成長してベテランになり、周囲に認められ受け入れられている所がなんだか嬉しい。
    前巻からのPTSDからも立ち直って復職したおっちゃんの活躍がまた楽しみだ。

  • シリーズ物だから買った一冊。

    主人公のプライベートな時も知る事ができる短編集だった。

    前作で酷い目にあった主人公のその後がどうなったか知ることができた。
    事故でもプライベートでも事件に巻き込まれる言葉の多い人だと感じた。

    古物商の事件がどうなったのか気になる。
    殺人者の話で解決するのかと思ったが違った。

    主人公の事は気が強く生意気な感じで書かれてるが、弱さや優しさも書かれてその辺の差がある所が主人公の魅力でもあるんじゃないかと感じた小説でした。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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