- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101426266
感想・レビュー・書評
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昭和62年5月3日、2発の散弾が新聞記者の命を奪った。未解決のまま時効を迎えた朝日新聞阪神支局襲撃事件=116号事件。「赤報隊」と名乗る犯人の正体とは?大物右翼、えせ同和、暴力団等、広範囲にして深層に及ぶ取材から、次々に明らかとなる事件と闇社会の接点。そして「実行犯」への追及と「黒幕」への肉迫。闇に隠された真相を浮かび上がらせる驚愕のノンフィクション。
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H27(2015).4.13読了
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朝日新聞阪神支局の記者が散弾銃により惨殺された。彼が殺された理由は何か? 警察内部での捜査資料を皮切りに一橋文哉の独自の捜査が始まった。
事件は赤報隊と名乗る右翼の声明文により惑わされたが、その真相は定かでない。
そんな中、上層部に握りつぶされた警察内部での捜査資料が手に入る。それは他の団体との接点を示す図だった。
事件の真犯人とされる人物への接触、関係者と見られる人物への接触。真犯人とされる人物の死亡により、事件の仮説は結局推測の域を出ない。
しかし、ひとつの殺人事件が大物国会議員を巻き込んだスキャンダルとつながっている可能性があるということがわかった。
あくまで可能性だが、世の中は複雑にできているものなので、それもまた然りである。 -
身の危険を顧みず、事件の深層に迫ろうと取材を続ける姿に感動した。10.5.19
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いつも真相にたどり着けない男、一橋による、何故か今更感満載の赤報隊真相本。今陰謀論の渦の中心に浮かぶ川上氏らしき人がちょろちょろしてて面白い。あと、赤報隊犯行声明の資料として