晏子(四) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101444246

感想・レビュー・書評

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  • 宮城谷昌光さんとの出会いの一冊です。
    それ以来、夢中になりました。
    そんなこともあり、新鮮さも手伝い、思い出の一冊です。
    どの本から入っても、面白いと思います。
    天空の舟、重耳、晏子が私のベスト3です。

  • 最後でジーン。晏嬰みたいな嫁が欲しいです。

  • 4101444242 404p 1999・8・20 8刷

  • 現在でも墓所に花が途絶えることが無いと言われるほど、敬愛されている晏嬰。この巻は何度も読み直してしまいます。

  • 読み終えた爽快感があまりないのは鼻炎のせいでしょうか。私自身が読み応えを感じたのは2巻の父・晏弱が活躍しているところまでだったかも。晏嬰が、どのくらい斉へ貢献したのか?という肝心なところの記述が少なかったからか??と思ったりもしたが、政への姿勢や生き方などが後世に名を残した事を考えると、私が思っていたイメージと違っていたからかもしれない。とにかく権力闘争の際は、名前が殆ど上がっていなかったという点がほんとにクリーンだ。今の政治家に少しは見習ってもらいたい生き方と言える。

  • ★2009年66冊目読了『晏子4』宮城谷昌光著 評価B

    晏子シリーズ最終巻です。斉の君主である荘公は、宰相崔杼の妻をその留守中に犯し、崔杼はその復讐に荘公を暗殺する。その後、斉の国は、崔氏、慶氏、子氏とその実力者は激しい権力闘争の末次々と変わる。しかし、晏嬰はその孤高の忠義さと賢さから遂には、君主景公の信頼を勝ち取り、宰相に上り詰める。しかし、暗愚とは行かないまでも、凡人君主の景公の教育に明け暮れることになる。

    これまでの3巻では相当丁寧に細かい話題を追い、晏子親子の人となりを描いてきたのだが、何故かこの巻になると筆を急ぎ、それ程の物語もなく、晏嬰の生涯は終わってしまうしり切れトンボの印象が強い。

  • 00.5.13

  • 社稷を最上位置く安嬰は、臣下とゆううものは、社稷のために生き、社稷のために死ぬべきであると信じている。暗昧な君主を補佐しつずける二十年、その間斎の国力を維持しつずけた安嬰,霊公,荘公,景公と三代に仕え、政治の根幹を民のためにおき福祉にも力を入れた。諫言を繰り返しながらも屍いられることなく天寿を、まっとうした男の一代記ここに完結。

  • 晏弱晏嬰親子二世代のお話。
    もう、本当に最初から最後まで感動しっぱなしの作品でした。

    こういう風に生きたいもんです。
    無血開城した男。

  • 最後あたりが少しふわふわしてて、つまらない。

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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