- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101800011
作品紹介・あらすじ
この未来(さき)に待つのが、奈落の底で笑う、あなただとしても。帝国と王朝が長年争う世界。帝国の軍事を担う魔女家当主・オレンディアの元に育った少女・ミレディアは、幼い頃に森で拾われた身。彼女は森で出会った青年・アキのことをずっと想ってきた。が、その念願の再会は、やがて世界に悪夢をもたらした。今、17歳となったミレディアは魔女家名代として、仲間と帝都へ向かう。両国の休戦、次期帝国皇帝候補の後見、そして、愛する彼を殺すために。
感想・レビュー・書評
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【内容紹介】
未来(このさき)に待つのが、奈落で笑う、あなただとしても。
帝国と王朝が長年争う世界。帝国の軍事を担う魔女家当主・オレンディアの元に育った少女・ミレディアは、幼い頃に森で拾われた身。彼女は森で出会った青年・アキのことをずっと想ってきた。が、その念願の再会は、やがて世界に悪夢をもたらした。今、17歳となったミレディアは魔女家名代として、仲間と帝都へ向かう。両国の休戦、次期帝国皇帝候補の後見、そして、愛する彼を殺すために。
雪乃紗衣:ユキノ・サイ
茨城県生れ。2002(平成14)年、『彩雲国綺譚(さいうんこくきたん)』で第1回ビーンズ小説賞の読者賞と奨励賞を受賞。翌年、これを改稿した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』でデビュー。10代から70代という幅広い読者層に支持された同シリーズは、2011年に完結し、累計650万部超の大ヒットを記録した。そのスピンオフで2012年刊行の『彩雲国秘抄 骸骨を乞う』も話題を呼んでいる。2014年、『彩雲国』シリーズ以来となる、著者10年ぶりの新シリーズ『レアリア』を発表。 -
時間軸が変わるのでなかなか話に入り込めなかったな。あと愛称のせいか、誰が誰だかわからなくて人物紹介を何度も見てしまった。でも書いてない人はいまいちわからないまま。海外ロマ本読みでカタカナ名には慣れてるとはいえ、それでも読みにくかったよ。大河小説と銘打ってあるので長くなるのか。。ヒロインちゃんを助けてくれた仮面の少年は精神的には大人だよね。とりあえずレナートとギィ他主要どころが亡くならなくてよかった。過去の3人を拘束、そして支配していた辺りのこともそのうち書かれるのかな?
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いやぁ、読みにくかった。ホント読みにくかった。後半は面白くなりそうになったのよ。だからほんとにもったいないと思う。これは編集が悪いと思うのよねぇ。明らかにつかみに失敗してると思う。時系列がわからないし、誰の話かもわからないし。最後はだいぶ読みやすくなってきたから2巻以降も読むけどさ。
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すごく長い序章のような一冊。正直読むのが苦痛に感じてしまいました。面白くなりそうな要素はあるものの、全体に流れる空気が重くて暗くて・・・救いが感じられない。けれど、きっと2も読むと思う。
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彩雲国の作者、雪乃紗衣さんの久しぶりの新作。
彩雲国とは、打って変わって西洋もの。
正直いうと読みづらい。時系列は飛んでるは、登場人物はみんなヒロインの昔からの知り合いで、説明があんまりない。情報量が多すぎて最初は何が何やら。
でも、さすが雪乃さん!後半一気に引き込まれます。仮面の少年の正体や、魔女たち大人組の過去、謎がすごく気になります。
今回は、登場人物が出揃うまでが長かったですが、次回話がもっと展開するのを期待します! -
新潮文庫から新しいレーベルが出たので
試しに2冊購入したうちの1冊。
まだ途中ですが、たまに会話をしているの?と
聞きたくなるような文章(というか単語でぶつ切り)
があり、これがこの作者さんの味なのかと
しばらく読んでから納得しました。
これからどういう展開になるのか、楽しみです。 -
あー、雪乃先生の文章だ。と、最初の1頁目を読んで嬉しくなった。風景描写の美しさは相変わらず素晴らしく私にはまだ書けないなぁと思ってしまうほど。張られた伏線もたくさんあるのだろうけど、ただただ純粋に雪乃先生がまた文章を書いてくれて嬉しく。彩雲国が終わったときにもう書かないのかもしれないと思ってしまったから。