知らない映画のサントラを聴く (新潮文庫nex)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1179
感想 : 90
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  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800028

感想・レビュー・書評

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  •  タイトルと表紙のデザインに一目ぼれして、内容を確認せずに購入。

     23歳無職のヒロイン、錦戸枇杷が心の葛藤やらを乗り越えて前を向いていく話。
     文章のノリが完全にラノベ。

     ストーリーそのものは悪くないけど、書き方が中途半端でいまいち入りきれなかった。
     ヒロインの心の叫びをそのまんま文章にしている感じ。散りばめた設定が随所で明らかに死んでいて勿体ない。
     ヒロインの心の動きの繊細な部分とか、ぐっとくる個所はいくつかあるけど、同じようなことでぐるぐるぐるぐると考えて見開き一ページ消費とかはいただけない。

     タイトルと表紙は本当に気に入ったので、蔵書には加えておきます。素敵。

  • ぐーっと一挙に読んでしまった…最後にうまく丸くしたって感じ?

  • 【内容紹介】
    これは恋か、贖罪か。圧倒的恋愛小説。

    錦戸枇杷。23歳。無職。夜な夜な便所サンダルをひっかけて"泥棒"を捜す日々。奪われたのは、親友からの贈り物。あまりにも綺麗で、完璧で、姫君のような親友、清瀬朝野。泥棒を追ううち、枇杷は朝野の元カレに出会い、気づけばコスプレ趣味のそいつと同棲していた......! 朝野を中心に揺れる、私とお前。これは恋か、あるいは贖罪か。無職女×コスプレ男子の圧倒的恋愛小説。

    竹宮ゆゆこ:タケミヤ・ユユコ
    1978(昭和53)年、東京生れ。2004(平成16)年、「うさぎホームシック」でデビュー。軽快な会話劇を軸に、男女間の生き生きとした恋愛模様を描く書き手として、強い支持を集めている。他の著書に「わたしたちの田村くん」(全2巻)「とらドラ!」(全13巻)「ゴールデンタイム」(全11巻)がある。

  • 23歳無職が実家を追い出される過程がつらすぎる。リクルートスーツで行った親友の葬式をきっかけに、就職活動ができなくなり、引きこもりに。西田亮介さんの例の新書(『無業社会』)思い出してた。

    題字も凝っていて、しかもとてもいいし、デザインやイラストの力の入れ方もすごい。
    新潮社文庫nexというレーベルに対しての期待値も込みで、個人的には☆5つあげたいところです。(小説的には3つです)

    読了しても、表紙の爽やかな印象が心に残って、そう高いとはいえないクオリティを裏切っている(いい意味で)。これからも楽しみ。

  • 年をまたいで読むことになってしまった。

    「とらドラ」の作者が描く、引きこもり無職ストーリー。

    コメディタッチが終盤に入ると少し崩れかけたが、何とか持ち直したか、というところ。

    どこまでも暗くなってしまいそうな題材ではあるが、そこは暗くさせ過ぎず、かといって暗さ

    が全くないというわけではない点をきっちりと描いている。

    ライトノベル調ということもあり、読みやすい。

  • 無職の主人公、錦戸枇杷 23歳、昼間家事&ゴロゴロをしながら、夜な夜な便所サンダルで泥棒を探す日々

    アメリカからの帰国子女 主人公の親友 清瀬朝野 行動がただ自由の国アメリカっぽい

    コスプレ変態強盗 朝野の元カレ 森田昴 セーラ服のコスプレをしている変態一等賞野郎

    アメリカ朝野を中心に知り合った便所サンダルと変態の物語

    主人公のツッコミのワードセンスが個人的には好き

  • 『娯楽』★★★★☆ 8
    【詩情】★★★★☆ 12
    【整合】★★★☆☆ 9
    『意外』★★★★☆ 8
    「人物」★★★★☆ 4
    「可読」★★★★☆ 4
    「作家」★★★★★ 5
    【尖鋭】★★★★☆ 12
    『奥行』★★★★☆ 8
    『印象』★★★★☆ 8

    《総合》78 B+

  • このタイトルに名物編集、三木一馬氏の助言やセンスも表れているのかもという興味から手に取った一冊。

  • n

  • 理由はどうあれ同居が恋の始まり、ゆゆこさんの甘口さが現れるのは、ストーリーの後半になるのは、いつもの通り。

    読んでいる最中は枇杷は朝野という過去を探し、昴との暮らしから朝野を感じたかったんだと思う。
    後半の展開、昴との関係が違う方向に転がる、贖罪と再生の物陰。

    ラブコメの女王らしいジェットコースターみたいな展開、まぁハッピーエンドなんだろうなぁ(笑)
    #竹宮ゆゆこ
    #竹宮ゆゆこ先生
    #知らない映画のサントラを聴く
    #読者倶楽部
    #小説好き
    #小説好きと繋がりたい
    #ラノベ

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著者プロフィール

作家

「2023年 『心臓の王国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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