雪月花の葬送: 華術師 宮籠彩人の謎解き (新潮文庫 し 74-22 nex)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101800295

作品紹介・あらすじ

桜の樹の下には、本当に死体が眠るのか!? 花のメッセージを読み解く華術師が暮らす鎌倉に桜が咲く季節。雑木林で男の死体が発見され、遺留品から十年前の女子高生失踪事件が浮かび上がる。それは、現在、刑事となった朽木(くちき)英子(ふさこ)が高校2年の春休み、友達が忽然(こつぜん)と姿を消した事件だった。男の死と過去の謎を結びつけるものとは。そして、もう一人の友人が絵画に籠(こ)めた意味とは──華術師が衝撃の真相を繙(ひもと)く新感覚ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • 男の死体が見つかり、十年前に行方不明になった
    女子高生の事件が浮上する。

    題名の『雪月花』に、そういう意味が、と。
    想像すると、絵もすごいですが
    関係性もすごい。
    刑事の過去、というか、交友関係? が
    思いっきり出てきていますが、別方向で
    主人公との驚きの関係が。

    相変わらず推理らしいものはしていません。
    今回は、刑事の過去…いや、思い出によって?
    現実的な確認もされ、真相に。
    相変わらず担当の男の子は
    ただ飯食らって幸せそうですw

  • 華術師という設定はよいものの、中身が薄い。

  • だいぶ一般書っぽく書いてる?登場人物がどれも超絶美形なのはいつもどおり(笑)。キャラが某時リーズとだだ被りだった御堂学園シリーズよりは読めました。

  • まさかの百合要素が出てきたから驚いた(笑)
    今回は最初あたりに薄っすら犯人が読めた。
    ただ動機だけは百合要素が入ったから斜め上だった。
    英子のために殺したなんてな…。

    千利は、千利休から来てるんだろうな。
    千利と彩人の過去について色々気になるから掘り下げてほしい。
    上下関係がはっきり決まってるだけに、一体何があったのやら(笑)

    彩人と英子、ラブコメの波動はそんなに無かったけど、彩人が英子のこと名前呼びになったから少し進展したのかなこれは。
    理由を花にこじつけてたけど、ちょっと勘繰ってしまうよねあれ。
    まぁ、英子がバッサリ一刀両断してたから今以上の進展は無いのだろうけど。
    なかなか相性はいいんじゃないかな。
    というか、英子ってこんな食い意地張ってるキャラだったっけ?
    1巻読んだのが少し前だからなぁ。
    それにしても、まさか英子と彩人に接点が合ったとは。
    彩人の父親、英子の母親が長年許嫁だったんだな。
    それを蹴って彩人の母親と結婚したなんて、そりゃ英子の母親、花嫌いにもなるわ(苦笑
    でも、きっとそれだけが理由じゃないんだろうな。
    何か含みがあったもんな、橙子さん。

    色々気になることが増えてきた。
    凄い面白い、という感じではないけど、安定して楽しめるシリーズ。
    3巻も買ったから早く読もう。

  • タイトル&ジャケ買いだったがなかなか面白かった

  • キャラが類型的。編集者はうっとうしい。

  • おもしろかったです。まさかの関係性にびっくりした。そしてのっぽの刑事さん、やっぱりなんかちょっといいなwww

  • 桜の樹の下には、本当に死体が眠るのか!?

    花のメッセージを読み解く華術師が暮らす鎌倉に桜が咲く季節。雑木林で男の死体が発見され、遺留品から十年前の女子高生失踪事件が浮上する。それは、刑事となった朽木英子(くちきふさこ)が高校ニ年の春、友達が忽然(こつぜん)と姿を消した未解決事件だった。男の死と過去の謎を結びつけるものとは。そして、もう一人の友人が絵画に籠(こ)めた「秘密」とは!?――華術師が衝撃の真相を繙(ひもと)く新感覚ミステリー!

  • ”雪月花の葬送―華術師 宮籠彩人の謎解き―”篠原美季著 新潮文庫nex(2015/03発売)
    (イラスト:田倉トヲル)

    ・・・花のメッセージを読み解く華術師が暮らす鎌倉に桜が咲く季節。雑木林で男の死体が発見され、遺留品から十年前の女子高生失踪事件が浮上する。それは、刑事となった朽木英子が高校ニ年の春、友達が忽然と姿を消した未解決事件だった。男の死と過去の謎を結びつけるものとは。そして、もう一人の友人が絵画に籠めた「秘密」とは!?(公式サイトより)

    ・・・”おいおい!”と言った前作と比べて平易ではありましたが、納得の行く展開・ラストでした。
    華術師という設定が活かされていないように感じられるのと”宮籠彩人の謎解き”のタイトルに偽りがあるのは変わりがなかったですが。
    (犯人・動機・殺害方法などの指摘に宮籠が役に立っていたとも思えませんでした。
    指摘していた面も朽木も薄々気づいていた・気づいただろう、という所でしたので。)

    ・・・前巻から引き続いての朽木英子・登場人物紹介、”ワケあって花とは縁を切っている”は笑いますわなー。
    ”花と縁を切る”ってどないやねん!(笑)
    理由の一端が出たのですが今回の事件とは関係がなかったのもびっくり!
    と、冗談めかして書いていますが、気にはなるので次巻以降に期待します。

  • うーん、絵画の謎解き部分は面白かったんだけど……。

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著者プロフィール

横浜市在住。「英国妖異譚」でホワイトハート大賞〈優秀賞〉を受賞しデビュー。シリーズ化され大人気に。主人公たちの成長に伴い、パブリックスクールを卒業した後は「欧州妖異譚」シリーズとして書き続けられている。その他ホワイトハートでは、「セント・ラファエロ妖異譚」「あおやぎ亭」がある。「ヴァチカン図書館の裏蔵書」シリーズ(新潮文庫nex)、「琥珀のRiddle]「倫敦花幻譚」シリーズ(ともに新書館)ほか著作多数。

「2023年 『シモン・ド・ベルジュはかく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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