この恋が壊れるまで夏が終わらない (新潮文庫nex(ネックス))

  • 新潮社 (2022年4月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784101802374

作品紹介・あらすじ

これは、先輩と過ごす最後の夏の物語――。時を遡ることができたなら。誰でも夢見る力を僕は生まれつき持っていた。そんな能力もさして活用せずにひっそり過ごしてきたけれど、高校に入り初めて恋をする。相手は図書委員の純香先輩。放課後は司書室に入り浸り、僕の青春は色づいていった。けれど夏休み最後の日、先輩は凄惨な死体で発見される。先輩を救うため、僕は時を遡る――。切なくも甘いタイムリープ青春ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 同じ作者の新作が話題になっているので、とりあえずと思い、手に取ってみた。とある高校を舞台にした、いわゆるタイムループものである。通勤電車でサクッと読め、オーバーワーク気味の日常の気分転換になった。しかし、なんでこんなにタイムループやトリップものにワクワクするのだろう。やはり藤子F先生の影響か。

  • 正直あまり期待は高くなかったけど、意外と楽しめた。物語前半は8月31日に至るまでの状況説明で、後半はひたすら31日をループする。タイムリープものとして目新しいわけではないけど、文章のテンポもよくてサクサク読める。ただ、匙加減だとは思うけど、ちょっと伏線の張り方が露骨すぎて先読みできちゃうところはもう一歩かな。

  • 杉井光『この恋が壊れるまで夏が終わらない』
    2022年 新潮文庫nex

    『世界でいちばん透きとおった物語』がおもしろかったので、別作品を読んでみたくて購入しました。
    12時間だけ過去にタイムリープできる男子高校生のファンタジー青春ストーリーとして読んでいたのでが、ちょうど中盤で事件が!
    そこからはミステリ作品と化し、ハラハラしながら読み進めていました。
    ただちょっと繰り返しがくどくて飽きそうな感じになりかけたけど、最後はまた怒涛の展開。
    純真さと正義感、そして淡く奇麗な恋心。
    すべてが解決、ハッピーエンドということではないのだろうけど、それでも最後は優しい心で未来を見つめるようでよかったです。

    #杉井光
    #この恋が壊れるまで夏が終わらない
    #新潮文庫nex
    #読了

  • タイトルがアラフォーのおばちゃんにはなかなかこっぱずかしい。
    青春のみずみずしさ、若さの危うさを感じる。

    タイムリープできるなんて、羨ましい。
    主人公のちょっと堕落した考えが好き。笑

    最後どうなるんだろう?と思ったけど、
    好きな終わり方だった。

  • タイムリープものとしては、オーソドックス。

    主人公だけが鈍感で、本当のことは、既に皆が知っていたよ、という人物に、わざわざタイムリープなんて特殊な能力を持たせたら、結果は悲惨なことになるのが目に見えている。

    何度も何度も同じ時間を繰り返して、その度に肉体をボロボロにしてしまう主人公を読んできて、その結末に、「いや、えっと、それで良かったのか?」と呟かずにはいられない。

  • 大切な先輩との決別

    それを決めた時の啓太が1番よかった

  • タイムループって誰もが1度は憧れる能力だけど実際には2人みたいに、巻き戻さないといけないという使命感のようなものに縛られてしまって苦しいんだなと思った。結末には少し驚かされた。

  • 設定としてはそこそこありそうなループものと推理ものの組み合わせという感じだが、とてもよく組み立てられていて一気に読んでしまった。
    ある程度先の展開は読めるところはあったが、最後の仕掛けはそうきたかというところがあり、その直前の先輩との最後のやりとり含めてとても読後感が良かった。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1587626

  • 予想外のある意味素晴らしい結末で、ものすごく満足感のある一冊だった。中盤からは怒涛のタイムリープ連続で、クライマックスへ近づきながらも謎が深まっていく展開が面白い。まさに青春ミステリ。

  • 予想の範疇を超えてくる要素はなかったが、すっきりとまとまり、爽やかに読み終わった。
    結末がどうであれ、マクドナルドで別れてから事件が起こるまでの間に、先輩と話ができると良いですね、とずっと思っていたので、それを物語のクライマックスに据えてきたのが、私の心情とシンクロしてよかった。
    個人的に「いつぶり」という言葉がとても苦手なので、この本では「いつ以来」と書かれていてよかった。
    夏に読むといいと思います。

  • 後半から一気に面白い。最後はそう来たか。
    思ったより内容がハードだったけど終わり方はかなり好き

  • 「世界でいちばん透きとおった物語」でブレイク中の杉井さんの作品。
    「世界で~」も読みやすいが、こちらは登場人物や掛け合いがよりライトノベル的な雰囲気。
    ネタバレになるので詳しく書けないが、展開の切り替えしや物語の色合いの変化が鮮やかなので、是非最後まで一気に通して読んで欲しい。

  • よくある時間が戻る設定かと思いながら読み進め、徐々に明らかになってくることなどもあり、結構後半一気に面白く読んだ。

  • 先輩との決別のシーンが...;;
    苦い別れ方ではあるけど最後はそう来るかという場面もあり、暖かかったので気持ちよく読了出来た

  • 時間を巻き戻すことができるという現実味のない話でサスペンスが好きな人にはいいと思います!
    (表現がたまにリアルでグロいのでそこだけあまり想像しないようにしましたが、笑)

    時間を巻き戻す力を持っているけれど、副作用があるとか巻き戻せる時間が決まっているのが面白い。

    巻き戻せたとしても変えられないこと(変えるのが難しいこと)があるのは、結局はその現実を受け入れて、うまく向き合っていかなければならないということで、それは時間の巻き戻し関係なく私達が生きているこの現実にも言えることだなと感じました。

  • ほろ苦い青春恋愛もの。
    いや、思ったよりも苦かったな…
    図書室、図書委員と私の好きなシチュエーションで物語は進む。
    思いを寄せる先輩との最後の夏の物語。
    凄惨な事件の起こった現実を変えたくて8月31日が繰り返される。
    そして…
    先輩との別れは何ともビターで哀しくなったけれど、ラストは少しあたたかくてほっとした。
    憧れと好きは違うのかもしれないなぁ…なんてことをぼんやり思ったりして。
    夏の終わりの物語。

  • 「世界でいちばん透きとおった物語」が衝撃的だったので別の作品も読んでみました。タイムリープ青春小説。

  • 設定的にはありふれたものではあるが、制約と違和感が面白さを引き立てている。
    自分は最後まで謎は解けなかったので、最後の2人の会話がとても良かった。

  • 2人ともタイムリープができるなんて、驚いた。表紙が可愛かった。先輩があれでも好きでいれるのはすごいと思った。

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。代表作に『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』など

「2023年 『楽園ノイズ6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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