- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101802602
作品紹介・あらすじ
夢って、叶うんだ。君がそう教えてくれた。日本代表選手となり注目を集める天才カヌー少女・恵梨香。だが大会で思いがけない事態に見舞われる。親友の舞奈は彼女を見守るが。一方、三年生になった希衣は自らの進路に悩んでいた。大学でも夢を追い続けるべきだろうか、それとも。そして迎えたインターハイ。今度こそ全国制覇の悲願は叶うのか――。感動のエピローグに熱い涙が溢れ出す、水しぶき眩しい青春小説、ついに完結。
感想・レビュー・書評
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思いがけない事態に見舞われながらも、心をひとつに目標に挑んでいくカヌー部員達の姿に胸が熱くなった。3年生は引退してそれぞれの道へ、舞奈達は次の代の中心としてさらに上を目指す。皆の未来に希望を持てる良いラストだった。これからのオリンピックはカヌーも見てみようと思う。
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読書記録 2023.7
#君と漕ぐ 5巻
#武田綾乃
それぞれの思いが詰まったインターハイ。
ライバルたちも各々の事情を抱えながら、集大成のレースに臨む。行く道は違っても、一緒に何かに打ち込んだ友情は永遠だと、表紙のイラストが物語っているよ。
#読書好きな人と繋がりたい
#読了 -
君と漕ぐは、読みやすい小説なのでするすると読んでしまう。君と同じあきらめない人だったから組んだのではというフレーズにぐっときた
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シリーズ最終巻です。
私事ですが、先日、カヌー体験ができるというイベントがあったので、人生初カヌーをしてきました。
競技用カヌーではなかったので、本作の表紙のイラストのような幅の細いカヌーではなかったのですが、それでもまっすぐ進むのが難しく、どうしても利き手側の力が強くなって反対側に曲がってしまうのでした。
さて、本作のシリーズを通じて、カヌー部の青春を登場人物と一緒に過ごさせていただきました。
インターハイの戦いは、読んでいるこちらも、胸に熱いものが込み上げてきました。
感動をありがとうございました。 -
関東大会に挑むながとろ高校カヌー部のメンバーたちだったが、思わぬ事態が起きてしまう
日本代表とカヌー部の両方で活動する恵梨香
カヌーを続けるか進路に悩む希衣と千帆
それぞれの思いを秘めて迎えたインターハイで、全国制覇の悲願はかなうのか……
〈君と、君達と、一緒に漕ぎたい!〉
『響け! ユーフォニアム』につづく武田綾乃の“熱く切ない”青春部活小説シリーズ第5弾は完結編、2023年3月刊
希衣と舞奈の視点で交互に語られて、いよいよクライマックスへ
〈どれだけ辛くとも、どれだけ苦しくとも、最後の最後まで君と漕ぎ抜く。〉
ユニークキャラの新入部員をくわえて5人になったながとろ高校カヌー部の未来は明るい -
ついに最終巻。話の主軸を天才少女・恵梨香より、選手としての葛藤と進路に悩む希衣にスライドしたことで、うまく物語を着地させられた感がある。「響け! ユーフォニアム」の方がひと段落したら、こちらもアニメ化になりませんかね…?