革命か反抗か―カミュ=サルトル論争 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102114094

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)

    歴史を絶対視するマルクス主義を批判し、暴力革命を否定し、人間性を侵すすべてのものに“ノン”と言い続けることを説いたカミュ。彼の長編評論『反抗的人間』の発表をきっかけにして起きたサルトルとの激しい論争を全文収録。カミュ、サルトル二人の思想の相違点を知るとともに、現代における人間の尊厳、自由について考えさせる必読の書。ほかにF・ジャンソンの二論文を収める。
    目次
    アルベール・カミュあるいは反抗心(フランシス・ジャンソン)
    『現代』の編集長への手紙(アルベール・カミュ)
    アルベール・カミュに答える(ジャン・ポール・サルトル)
    遠慮なく言えば…(フランシス・ジャンソン)

  • 10/01/10購入。内田の『ためらいの倫理学』からの触発。

  • 080901(n 081227)

  • 二回読んだらサルトル側の言ってることも分かるようになった。

  • 近代フランス文学における“カミュ=サルトル論争”の元になった雑誌でのやりとり。
    両者の方向性のちがいが判り、非常に興味深い。

  • カミュファンなのでもの凄く腹立たしく読んだ本。
    頭のいい奴に言い負かされてしまいましたよ。
    ただそうあることを述べるカミュを、明晰な論法で撃破するサルトル
    。実存主義ってしょせんは処世術じゃないか。哲学じゃないのに、なにを人の揚げ足とって!、と思ったのはわたしだけ?

  • 知識人同士で喧嘩をすると、1冊の本になってしまうんですね(笑)。
    個人的にはサルトルの勝ち・・・かな。

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