ケインとアベル 下 (新潮文庫 ア 5-4)

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  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102161043

感想・レビュー・書評

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  • 片や貧しい貧民暮らしの若者、片や何不自由なく生まれ育った若者という生い立ちの異なる2人の主人公が、互いに成長しやがてはホテル王と銀行王として敵対関係になっていく様を描いた作品。

    ボリュームのある作品であるが、その分内容も盛りだくさん。
    読み終わったあとの充足感は最高。

  • 学生時代にはまって、一気に読んだなぁ。懐かしい。

  • ごめんなさいね、登録したものの、コレ読んだのが高校生の頃なので、ほとんど憶えてません。でもさぁ、極貧の私生児と裕福な名門家に生まれた二人の人生が交錯するような、しないような、すっごくハマった本だったよね、たしか。下巻。

  • 思い出の一冊 読了。

  • ポーランド移民で社会の底辺からのし上がり全米に広がるホテル・チェーンを作り上げたアベルとボストンの銀行頭取の跡取り息子として生まれ出世コースを突き進む大銀行頭取ケイン。
    対照的な、そして典型的とも言える二人のアメリカ人が、タイタニック号沈没や第一次世界大戦など、実在の歴史の流れの中で、皮肉な出会いと成功を通じて壮絶な運命を辿る。

    面白いのは物語中に株式投資に関することが結構出てくること。

    成り上がるためには投資するにせよ、経営するにせよ「株」の知識は大切なのかなと感じた。
    若い頃にケイン、アベルともに株式投資で自分の資産を殖やすシーンが出てくるが、それぞれ違った手法でなかなか興味深かった。


    アベルの極限状態から脱出してくる生命力。何としても生き抜くんだという強い思いが何度読んでも胸が熱くなる。
    そしてケインの上流階級らしい上品さと正義感が爽やかすぎる。憧れずにはいられない。

    何度も読んで、心の支えになってる本。

  • 人間のすれちがいみたいなのがよく描かれてるな。おもしろかった。Aug 2009

  • 徹夜必至の面白さ。
    今は豊かなように見えるアメリカ人も、ちょっと前の時代の人は、壮絶な人生を送っていたりするんだね。
    初めて読んだ十代の頃、苦労を知らない自分と引き比べて、そんなことを考えました。

  • 時を同じく生を受け、数奇な運命のもと憎しみ合い競いあう二人の男の人生の隆盛&晩年期編。
    互いの世界でトップに登り詰めた二人はどんな晩年に向かうのかと読んでいてどんどん惹きこまれた。
    二人の男は人生の最後に何を見つけたのか。
    長い話だったけどラストを読んだ時に”ここまで読んでよかった”と思った。

  • 大好きな一冊。誕生から最後の時までつづられていて…本当に読み応えのある、大好きな一冊です。

  • 下巻。

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著者プロフィール

ジェフリー・アーチャー(Jeffrey Howard Archer)
1940年生まれのイギリスの政治家、小説家。一代貴族の貴族院議員。オックスフォード大学卒業後に政治家に。大ロンドン議会議員、庶民院議員(3期)、保守党副幹事長などを歴任したが、 1973年に投資で失敗して財産を全て失ったことを契機に、1974年10月の総選挙時に政界から退いた。
1976年に発表した『百万ドルをとり返せ!』が大ヒットして借金を完済、1985年に政界復帰し党副幹事長を務め貴族院議員に列されたが、偽証罪によって2001年に実刑を受け服役。2003年以降、作家活動を再開した。
代表作に『プリズン・ストーリーズ』、『クリフトン年代記』シリーズなど。

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