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- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102177822
感想・レビュー・書評
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第二次世界大戦でドイツと聞くとナチスと言うマイナスイメージが先行してしまうが古くからのドイツ軍は英国や米国、仏国、露国の軍隊と違い規律や軍服や装備の整備が厳格で常にピカピカに磨かれていたとの記述があり、現代のドイツ国民やドイツ製品を見ても納得できる。日本人から見て精神面で非常に近い感覚があったから三国同盟が成立も頷ける。イタリアが入っているのが若干不思議ではあるが。
数々の通商破壊作戦を成功させた戦艦アドミラル・グラーフ・シュペーを撃沈され、次に登場した戦艦も撃沈されても尚、Uボート艦長として戦場に繰り出す主人公の愛国心と誇り高い海軍将校として振る舞いはかっこいい。
上下巻とボリュームはあるが、海戦の迫力やUボートで潜行中の緊迫感がリアルに伝わり、またドイツだけでなくフランスやアメリカ、メキシコなど舞台が移っていくので飽きることなく最後まで一気に読めた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
空襲を受けるベルリンの近くに停車する列車で、陸軍大尉とかわす言葉。このシ-ンがとてもいい。地平線のかなたに燃え上がる都市。すごく映画的。物語は予想を超えた展開になる。最後まで、一気に読ませる本。
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