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- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102198124
作品紹介・あらすじ
突き崩せない特殊部隊員の猛者たちの証言。情報のリーク。さらにはジャーナリスト殺害事件までが発生しドラモンドは窮地に追い込まれる。内通者は誰か?誰が真実を語っているのか?そして誰が誰を守ろうとしているのか?捨て身の調査の末に、ドラモンドを待っていた終幕とは…。陸軍のすべてに精通した著者が克明に描き出す「義務と名誉と祖国」をめぐる熱き魂の遍歴。
感想・レビュー・書評
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結局、義務、名誉、祖国の3つが美しく並び立つようなきれいな世界ばかりではない。
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この小説のよいところはキャラの立ち。
主人公は、かつて秘密部隊(・・・)に所属していたが、戦闘時に受けた負傷のため転向を余儀なくされ、軍隊内部のロースクールに入り直して、今では法務官として、軍隊内部で起こる裁判に携わる日々。
弁護士稼業なだけあって弁が立つ、てか姑息?(笑) 肉体よりも、脳味噌および舌先三寸で状況の打開を図るタイプなので、いたいけな下士官たちを頭ごなしに威嚇したりもするわけだ☆ 正義の闘士や賢者と言うより、詐欺師ですね!
さらにステキなのがイメルダ姐御。
50がらみの一見善良な主婦的外見を裏切るその内面は、激しい訛りと毒まみれの言葉を連発する鬼の法務官助手。
彼女の往くところこそ正義と秩序が支配するイメルダ帝国なのです!
ああ、あんな人になりたい・・・(憧)←いや凡人には無理だから。
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