処刑室 下巻 (新潮文庫 ク 23-10)

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  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102409107

作品紹介・あらすじ

ガス室での死刑執行が目前に迫った69歳の死刑囚サム。実の祖父の弁護に奔走する26歳の弁護士アダム。あらゆる法的手段を駆使して救命に努めるが、刻々と迫る処刑の瞬間まで残された時間はあとわずか。もはや死刑をまぬがれることはできないのか?死刑制度そのものの問題点を抉りだし、死の恐怖と向き合う人々の苦悩を浮き彫りにした著者渾身の長編。

感想・レビュー・書評

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  • 暴力的、人種差別的な時代の南部に育った男の憎悪犯罪(ヘイト・クライム)を、それが過去となった時代の倫理で裁くのは、果たして公平な事なのか? 極東軍事裁判の戦犯を連想してしまった。

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著者プロフィール

ジョン・グリシャム
一九五五年アーカンソー州生まれ。野球選手になることを夢見て育つ。ロースクール卒業後、八一年から十年にわたり刑事事件と人身傷害訴訟を専門に弁護士として活躍し、その間にミシシッピ州下院議員も務めた。八九年『評決のとき』を出版。以後、『法律事務所』『ペリカン文書』『依頼人』『危険な弁護士』など話題作を執筆。その作品は四十ヶ国語で翻訳出版されている。

「2022年 『「グレート・ギャツビー」を追え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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