わたしは猫になりたかった: 裸足の文化人類学者半生記 (新潮OH文庫 154)

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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102901540

作品紹介・あらすじ

高い所から落ちてもスクッと立つ。そんな野良猫の気品ある身のこなしを訓練していた少年が、多くの言語を独学。アフリカ縦断などの体験を重ね、先駆的研究者となっていく痛快な半生。

感想・レビュー・書評

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  • 私は猫になりたい。
    そんな西江さんの痛快エッセイ。

    こんな人生があるんだ、そして
    努力は人を裏切るかもしれないが

    好き勝手に生きてはいない動物たちと同様に

    自分の選択に覚悟して
    過去を振り返らずに

    今を生きよう。走り切ろう。

    そんなスタートラインへ
    そっと背中を押してくれる本に出会えた。

  • この人は面達の中谷彰宏が「学問とは畢竟、独学である」って言葉と共に凄い人として紹介してた。
    まことに凄い人だった。

  • すごい。
    旅行記として読んでも楽しめます。
    未開の地を行くソマリア縦断のくだりは、河口慧海のチベット旅行記を彷彿とさせる。でもチベット旅行記ほど悲壮感はなくて西江氏の楽天的?な前向きさが心地よい。そんな旅してみたいけどそんな度胸はないなぁ。
    氏が言う「人間は生き物」、その言葉が沁みるように広がっていく物語です。

  • 週刊ブックレビューでの評価が良かった(か、本人が出演してて面白いコメントをしていたか)ので、取り寄せてみたけど、なかなか読めないので、とりあえずバイバイ。ごめんなさい。

  • 読んで損なし!
    何度も読み返して、勇気をもらってます。

  • あの中谷彰宏さんも尊敬する超有名「実地」文化人類学者の半生記。
    まさに実体験に基づく本。
    これは、そんじょそこらの冒険物語とわけが違う!
    絶対に読んで損はありません。

  • 母親に薦められて読んだこの本。ほんとに面白かった。

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著者プロフィール

1937年東京生まれ。言語学・文化人類学専攻。現在、早稲田大学文学部教授。卓抜した語学の才能に恵まれ、言語調査のフィールドは世界各地に及んでいる。フィールドでは、たんに調査するのではなく、人びとの暮らしぶりに等身大のまなざしで接する経験は多くの優れたエッセイに結実している。『花のある遠景』や『異郷の景色』『東京のラクダ』などはその代表作であり、ほかに『人かサルかと問われても』という半生記がある。

「1999年 『風に運ばれた道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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