- Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103002550
作品紹介・あらすじ
相次いで変死した二人の外務官僚。捜査をめぐる他省庁とのトラブル。そして娘を襲ったアクシデント…。大森署署長・竜崎伸也に降りかかる難問の連鎖、やがて浮かび上がった驚愕の構図。すべては竜崎の手腕に委ねられた!極限の緊迫感がみなぎる超本格警察小説シリーズ最強の新作。
感想・レビュー・書評
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竜崎署長の振舞い、言葉は非常に勉強になります。淡々とされてますが、実はかなり熱いですね。
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今野敏の隠蔽捜査4転迷を読みました。
今回は大森署所長の竜崎が、署内で起きたひき逃げ事件と方放火と殺人事件を解決するために動くのですが、内務省と外務省と麻薬取り締まりが絡んで事件が複雑になってきます
持ち前の建前しかない行動で解決していきます。
なかなか面白かったです。 -
本当に優秀な人間というのは、自分を過信しない。周囲の人間の助けを借りることも必要であることをよく心得ているものだ。
物事のマイナス面だけ見ていても仕方がない。あらゆることを、自分のために役立てるように努力すべきだ。
相手には誠意を尽くすべきだ。自分に負い目を作らないためだ。それが兵法だ。面倒臭いからといって、知らんぷりをしていると、そこを突っ込まれることになりかねない。相手が厄介やつなら、ことさらそういう点に気をつけなければならない。 -
大好きなシリーズ。
読んでスカッとする。
パワーをもらえる本。 -
4.7
相変わらず、竜崎と伊丹のやり取りは気持ちいい。
竜崎の性格にも大分慣れて、楽しく読めました。 -
<官>
僕の感想文では,めったに本の中身/内容については降れないけれど今回は書いておきたいです。我慢できなくてすまぬ。(ネタバレの可能性ありです。重ねてすまぬ。)
悩みを打ち明けて竜崎に相談するに伊丹に向かって竜崎は「何を悩んでいるのかわからない。原理原則(=規則)に従って仕事をするだけだ。」と何度も繰り返し言っている。実際にはそんなに上手くいくものか,と思いつつ・・・
まさにその通りだと最近僕は痛感しています。定年後再雇用の身分にて仕事をしている我が身だと,廻りは後輩ばかり。取締役員たちもみんな後輩です。現役の時は何かと先輩風を吹かせて色々と無理強いを頼んだりしていましたが,再雇用=契約社員となるとそうもいかなくなります。ところがその方が確実で速いし変な気づかいや忖度も不要になって実に気分よく仕事が進むのでした。
もうひとつ,良くまあこれを書いたなぁと思ったこと。逮捕した容疑者に向かってこう言え,と竜崎は管理官に伝える。「・・・警察にも意地があるから,しゃべるなら今のうちだ。警察を敵に回すと,いまよりずっと面倒なことになる。娑婆に放り出してカルテルの餌食にする。」やれ恐ろしや。
そして霞が関辺りに勤務している皆さん方は残らず本書を読みなさい。そうするとまた夢のジャパンアズナンバーワンの機会が訪れるかもしれませんですぞ。まあ,僕ら庶民には所詮関係ない事ですがね。すまぬ。 -
なんだか、正しい事をやっても、損をしている。と言う気持ちになってしまっていたけれども、久々に、胸がスカッとした
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竜崎シリーズ第4弾。
大森署長の竜崎は様々な事件に直面し、悩みながらも、自分の考えを通して、解決に導いてく。シリーズも4作目になると、相変わらずだなぁ、と思いつつ、竜崎の人柄に引き込まれてしまう。さすが竜崎!!生真面目さが、何とも言えない。 -
面白かった
早く次が読みたい