雪えくぼ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 27
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103007715

作品紹介・あらすじ

日露戦争前夜、女医の診察室に忍ぶ流れ者の男。いけない事と分かっていても、年下の男との甘美な情事に溺れてしまう…。老舗呉服屋の養女は美しく我侭な娘に育つ。やがて若い歌舞伎役者に惚れこんで、ふしだらな逢瀬を重ねてゆく。その奔放な火遊びの結末は…。

感想・レビュー・書評

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  • 表にできないことを抱える女医さんが活躍するお話、かと思ったらそうではなくて。
    時系列を追うなら、第3話→第2話→第1話→第4話ということになるのでしょうか。

  • 面白いし、先が気になる醍醐味を味わえるけど、何だか後味の悪い誤読感。

  • 絶妙な表現力で綴れられていく4つの短編を1冊にまとめた、作者の構成力に騙された。

    解説が本をこよなく愛した児玉清さんだった

  • 人間の怖さ、完乗の表裏に秘めたものの凄み。
    抑圧された時代に生きていなくてよかった。
    主人公に共感はないが、もし自分にもこういう面があったらどうしようと思う。

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著者プロフィール

1961年小樽市生まれ。北海道を拠点に執筆活動を行なう。
2008年『てけれっつのぱ』(柏艪舎刊)が劇団文化座により舞台化され、同舞台は2008年文化庁芸術祭大賞受賞。
主な著書に『落ちてぞ滾つ』、『いとど遙けし』、『雁にあらねど』(各 柏艪舎)、『雪えくぼ』、『舞灯籠』(各 新潮社)、『夢の浮橋』(文藝春秋)、『蛍火』(講談社)などがある。

「2018年 『曙に咲く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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