- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103051718
感想・レビュー・書評
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甲子園で勝つために毎日辛い練習に耐えている球児たち。なのに、敬遠されて実力を試すこともできない。
逃げることより強いものを押さえよう挑戦するということが、今後社会に出たときも必要で、そういうことを野球で学んでいる!まったくそのとおり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
松井秀喜よりも相手の明徳、あるいはチームメイトのメンバーのその時その後を丹念に取材することで、あの試合の持つ意味を考える。野球ファンでなくても面白く読める。
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当時の明徳の選手が言った「甲子園なんて来なければよかった」という一言で突き動かされた著者が綴った松井5連続敬遠の真実。
最初のプロローグを読んで著者のこの出来事への想いの深さが伺え、一冊読み終わるのに時間はかからなかった。
取材がしっかりとされており、明徳側や星稜側、またそれを見ていた関係者はどう考えていたのかを知ることができた。
あの出来事を観ていた人はきっと高校生の熱いストーリーを創り上げているだろう。著者自体も仮説を立ててしまっていたのだが、それは簡単に崩れてしまう。ノンフィクションではよくある事らしいのだが、もちろんそれはライターの立場としての完全なエゴにすぎない。しかしそれは1番のリアリティであって、ストーリーであるがゆえ、感動できる。それを著者は上手く引き出し、最後まで書き綴っている。
当時の事を知る誰もが気にかけていたであろう松井5連続敬遠を通して、高校野球の在り方からメディアの問題まで幅広く考えさせられる一冊だった。 -
―甲子園になんか来るんじゃなかった―明徳対星陵、伝説となった松井秀喜の5打席敬遠。賛否両論の渦中にいた明徳の球児が放ったとされる言葉に突き動かされた筆者が、この敬遠に携わった人々を取材したエッセイ。『野球か、高校野球か。』両監督や球児たちの思い、哲学の違いがぶつかってできたこの伝説は、多くの人の人生感に影響を与えていた。教育現場で行われるスポーツの代名詞である高校野球には、実は単に勝負の枠組みを超えた不文律がある。こうしたスポーツ界の矛盾は、全ての教育現場につきつけられる課題でもあると思う。ただ、いずれにせよ―譲れない思いが凝縮されているのが甲子園。その中のたった20球が、多くの人の心を掴んだ理由が明かされてる。熱いです。
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深いなーっていう作品。
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当時ね関係者の心情がよくわかり興味深く読めました。
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高校時代もっとも恐れられていた最強スラッガー松井秀喜、かれは高校時代甲子園に出場しホームランを重ねていた。しかし、いきなり5打席連続敬遠と今までにないことが起こった。それは、彼自身がパワーもあり、打たれたらまずホームランしかありえないと相手陣営が思わざるおえないものだった。普通ならそんなことがないと思うが彼のすごさは高校時代からすでに知られていた。今では、日本人のトップに君臨するほどのトップアスリートになった。
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松井秀喜が5打席連続敬遠されたときにかかわっていた人たちの取材をもとに書いた本で、
この本から伝わってくるのは、松井の怪物ぶりである。
この本のいいところはノンフィクションなので、いかに松井のすごさがわかる一冊である。 -
あの日の衝撃はやっぱ気になります。