- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103052548
感想・レビュー・書評
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ここのところ家族で「弱虫ペダル」にはまっており、久しぶりに近藤さんのサクリファイスシリーズを読みたいと思っていたところ、未読の本作を発見。
いやー、面白かったです。サイクルロードレースに詳しくない私がツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャなど興味を持つようになったのも、近藤先生のおかげ。
これまでのサクリファイスシリーズでの「プロ」同士としてギリギリを攻める攻防のような雰囲気は少し影を潜めていますが、とても面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロードレース最高!
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サクリファイスシリーズの4作目。3作目は飛ばしてるけど、普通の青春小説っぽいので、シリーズとしてみないほうが良いのかも。
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大学で自転車部に入る、自転車の魅力に取りつかれる。
青春もの。大学から自転車初めてレースで勝っちゃうのはまあ小説だからいいか、アラシロユキヤだって高校卒業後に始めてるし。
主人公の心理描写が分かりやすいのと小説の主人公にありがちな普通をこじらせすぎた感がないのがいい。
自転車乗ってない人でもレース展開とかすぐ理解できる。サクッと読むのにおすすめ。 -
これまでのプロのロードレーサーものと違い、大学生主人公のアナザーストーリー。今回もいろいろ背負っちゃった面々が重く軽くジワジワきますよ。良作。
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高校生の部活ではない
大学生らしい感じがとても心地よかった。
自分の内面の苦悩をぶつけるんじゃなくて、
自分で解決、消化しようとする若者の
それぞれの姿が突き刺さる。
そして、彼らの未来が未知に溢れていて、
眩しい。
本編ファンとしては、
赤城さんだけじゃなくて、
チカも見切れる感じでいいから現れてほしかったなぁ。
さて、新刊を図書館に迎えに行くぞ!!徒歩だけど(笑 -
体が資本
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近藤史恵の自転車もの、サクリファイス・エデン・サヴァイブに続いて本作も読んでみた。「赤城」がチラッと出てくるところは憎らしいね!
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今回もドンドン読み進めてしまう。とても読みやすくて、自分にこの人の文章はあってる気がする。暗めのテーマが隠れつつも清々しい終わり方。
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ロードレースもの。
先輩から後輩へ、バトンタッチされていく。すがすがしい絆ストーリーで、ロードレースっていいなと思った。
何をしていても、怪我をするときは怪我をするし、最悪の場合だってある。主人公が、スポーツに関する心の傷の整理をすることによって、立ち直れて良かった。
日本のスポーツ指導の在り方についても、さらっと言及されていて、指導中の怪我がもとで死んだり障害をもったり、、、このような問題はなかなか表に出ないだけに、注視しないといけないかなと思う。指導者側の独りよがりにならないような、スポーツ指導を追及してほしい。