- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103065715
作品紹介・あらすじ
桜宮市・東城大学医学部を卒業、東京・帝華大学に入局した32歳の美貌の産婦人科医、曾根崎理恵-人呼んで冷徹な魔女(クール・ウィッチ)。顕微鏡下人工授精のエキスパートである彼女のもとに、事情を抱えた五人の妊婦がおとずれる。一方、先輩の清川医師は理恵が代理母出産に手を染めたとの噂を聞きつけ、真相を追うが…。
感想・レビュー・書評
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今作もだいぶ偏ってますな〜
考え方としては納得できるところもありできないところもありって感じですが…
それにしても海堂尊さんの生み出すキャラクターはクセのあるキャラクターが多いんですがとくに女性キャラは本当にアクが強い -
マドンナ・ヴェルデ?を先に読んでいて、知らずにジーン・ワルツを読んだので、途中まで訳がわからなかった…。
それはさておき、いつものことながら、他作品とのリンクが凄い! -
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実際に点数稼ぎのオマワリが患者の死亡があった産婦人科医を逮捕した事件があったんですよね。無罪判決になりましたが、正当な医療行為で犯罪者にさせ...実際に点数稼ぎのオマワリが患者の死亡があった産婦人科医を逮捕した事件があったんですよね。無罪判決になりましたが、正当な医療行為で犯罪者にさせられるのではと、分娩を辞める病院や産婦人科を断念する研修医が相次ぎました。
バカな警察やマスコミが地方医療を壊した例です。そういうリアリティも海堂作品にはありますが、暗澹とします。2019/11/09
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読了日2010/07
映画化になった海堂尊の作品、「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」に続き三作目映画化予定。
医療関連の話はやっぱり私には難しい。。。
けど、母となってこの本を読むと、泣けてしまう。
お産は病気ではない、死ぬことなんてない、五体満足で生まれてくることは当たり前と思ってしまっているけど、笑顔で病院を送り出してもらうということは、奇跡なのだど改めて思い知らされました。
そして、5億分の1と500分の1の確率でユイが生まれてきたのかと思うと、我が子が一層いとおしく感じます。
体外受精と代理母の問題は、すごく微妙で、主人公理恵がしたことは、医者の立場を利用した犯罪ともとれる行動だったけど、今の政治も、子育て支援や子ども手当とかで、子ども増やすのに為になってるのかなってないのわからない政策を行ってることを考えると理恵の気持ちもわからなくもないかな・・・ -
読み始めは、なんとなく退屈な感じがしたけど
読み進めると、とても面白かった
チームバチスタの栄光を書かれた方の本だとか、
さすが外科医なだけに話は深くて面白い
厚生省の批判もバンバン、なんだか 医療の裏を少しかじれたかも
どんな時でも、冷静に物事の先を見据える目と、
常に最悪の事態を想定し行動する事は、主人公を見習いたいと思った
中盤引き込まれただけに、最後に無理やりタイトルをくっつけた感が少し残念だったかも -
不妊治療・代理母問題等を取り上げ 現状の産婦人科医療の危機をあぶりだしている小説
主人公の非常に巧みで冴えわたる思考・行動・発言が 女性としては気持ちよい
海堂氏ならではの作品