新史太閤記

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (489ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103097365

感想・レビュー・書評

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  • 秀吉の悲惨な少年時代、流浪の青春時代、信長に出会ってからの働きぶり、その信長という主君を失ってから天下人に上り詰めるまでの軌跡。信長がなぜ秀吉を気に入り、取り立てていったかがよく分かる。
    それにしても戦国時代、その人間の力量で大きく運命が変わるのだなと思わずにいられない。

  • 司馬遼太郎の太閤記。秀吉を始めとして、各武将の描き方、心理描写が実に見事。秀吉の天衣無縫なところや、柴田勝家の実直なところなど、実に読み応え充分。
    戦国小説の原点とも言える作品ですね。

  • 信長と秀吉の関係がすごく良かったです。
    というか秀吉が信長さまのことを研究し尽くしてるぜ!なんでも分かるんだぜ!と前面に押し出していてなにこの秀吉可愛い。秀吉可愛い!!!

    半兵衛に「士として、愛されているということは使われるだぜ!」と断言する秀吉にしびれました。

  • ヤバイ!
    ヤバイ!
    ヤバイ!

    ヤバイ!×20乗!!!!!!(笑)

    今まで読んだ本の中で、まだまだ紹介するべき
    人生を変えた「きっかけ」を与えてくれた本がたくさんある中、

    これは!!!!!

    緊急的に急遽、ご紹介!!!!!(笑)
    ってぐらい、感動しました。

    的場亮が師匠からすすめられた一冊。

    読み終わっての感想。

    秀吉が長浜城主になるまでのストーリーが特に泣けた。
    自分の20代前半の人生で一番必死に働いた時代を思い出した。

    この本の中には、トップ1%になるための学びが
    山ほど書かれている。

    というか、それを感じ取って欲しい!!!!

    我が子に読ませたいリストに仲間入り、
    既に的場亮の殿堂本棚にて保管。

    さー、マッハで読もう!!!

  • ぎりぎり読みきった。
    豊臣秀吉ってなんかこうあんまり好きになれなかったのだけど、見習うべきところはいっぱいあるなと思った。
    筆者が、武士らしくない戦国武将を描こうとしたのがひしひしと伝わる作品です。国盗りのような映画っぽさは欠けるけど、主人公の性格の違いから生じるのかなあという感じ。
    秀吉の全盛期で筆を置いて「夢のまた夢」で終わらせるのは、その後の覇王の家や関が原も踏まえてのことだったのかな。

  • 秀吉の人間性、いいなあ。日本史が大の苦手の自分でも楽しく読めた。司馬遼太郎は外国人でも読めるように書いているらしい。日本史に興味が湧くし、愛知や大阪にいって信長や秀吉、家康に縁の土地を見てみたいとも思わせてくれる元気になれる一冊。

  • おもしろい!! 

  • 読後、ここまで自分のテンションがあがりっぱなしになった本は、高校時代の村上春樹以来かと。
    間違いなく、わたしの人生の書。
    問答無用で、わたしは司馬秀吉が大好きなのです。
    羽柴秀吉という人物の、多分に魅力的な時代のみを多分に魅力的に描いているので、どうしても読んでる人は秀吉が好きになるというある意味恐ろしい本。
    文句なしに、いい。

  • どうも自分は秀吉が好きになれないらしい。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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