女子的生活

著者 :
  • 新潮社
3.56
  • (50)
  • (199)
  • (155)
  • (25)
  • (13)
本棚登録 : 1288
感想 : 208
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103120520

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ドラマを先に観てました。続編つくってほしいくらい、すごく好きなドラマでした。
    本も面白かった!
    「男の自殺率、高いわけだ。だって絶対女の方が面白いもん。」
    みきと後藤、2人とも爽快感があってかっこいいよ。

  • 主人公の性格が良すぎて、どんどん読み進めてしまった!
    体は男性、心は女性、好きなのは女性というLGBT。
    男だから〜女は〇〇というレッテルを貼られるのにうんざりする世の中をぶっ飛ばす物語。
    後藤、いいやつだな。

  • 読み始めてすぐに、かつてTVドラマで放映された作品だと気がついた。
    明るい調子のドラマだったような記憶があって、だから原作もそれなりに明るくてポップな作品だろうと思いながら、流して読んでも良いかなと思っていました。
    申し訳ありませんでした。
    心と身体の不一致に悩む人々の思い、辛さ、不自由さ。けれどそんな圧にもめげずに自分らしく生きていく力。世の中と真正面に闘うだけではなく時には風に柳と受け流し、時には頭を使って立ち向かうその強さに圧倒され敬意を感じます。

    かつてのクラスメイト後藤が意外にも理解者でありミニーさんこと高山田が主人公小川によって自分自身を探り出し心を開いていくのがなんとも暖かい。

    自分は偏見を持たずに彼等、彼女達の理解者になりたい。
    けれど中途半端な知識だけで応援した気持ちになることが彼等彼女等を傷つけることにもなりかねない。
    「彼等、彼女等」という認識からしてもしかしたら間違っているかもしれないですね。

  • 共感とか感動とかとはちょっとちがうんだけど、好きだなぁと思ったお話だった。
    「女子」ってめんどくさい。それは本当に思うことなんだけど、いいとこもあるんだよね。ミキの周りにいる人間は色々だけど、考え方がいいなぁと思う。後藤も案外憎めなくて。闘う人はかっこいい。

  • なんか知ってる、、、と思ったら、2、3年前にNHKで志尊淳くん主演でやってたドラマの原作だった〜
    トランスジェンダーにもいろいろなパターンがあるんだね。
    将来に不安を持ちながらも今をめいっぱい楽しむみきが好きだ!

  • 坂木司さんの本はハズレなし!!

  • ドラマを見てから原作を読んだので、シーンを思い浮かべながら読んだ。
    腹立つことが多い中、うまく流して、流さない時もあって、強く生きているみきに励まされた。
    説教くさくなく、トランスジェンダーのこと、とりまく環境を知れたこともよかった。

  • 面白かった!心の動きについて丁寧にかかれているけど、軽さもあってくどくない、読みやすくてストンと共感できる。

    小川と後藤はいいコンビだし、
    作者さんも気に入ってるみたいなので
    続編とかあるといいな。

  • いらっとするタイトルと表紙に逆に魅力を感じて読んでみた。ら…

    あ な た が 神 か ! ! !
    …世俗的な感想しか言えず残念だがうまく言葉にできない。

    こんなもやもやするテーマをよくぞここまでスッキリ言語化してくれたぞ、と感心しつつ一気読み。当方まだ20代ですが、30代40代過ぎて脳みそが凝り固まってきたら(こないかもしれないが)再読したいと思った。

  • とても面白かったです。女子的なみきが、強かで可愛くて明るくて魅力的でした。出てくる女の子がそれぞれ、面倒くさい面もありますが素敵で、そうそう女子ってこんな感じだと、自分が女性であることもなんとなくこれまでより肯定的に捉えられるような、元気の出る読後感です。逆に、男子って…となりましたが。トランスジェンダーのひとつの形としての在り方を知ることが出来て、世界がまた広がりました。女子って楽しいものなのかも。図書館で借りてきた後にドラマ化というのを知って、とても楽しみです。

著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

坂木司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×