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- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103259251
感想・レビュー・書評
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「男、仕事、結婚、子ども」のうち、たった三つしか選べないとしたら――。どんなに強欲と謗られようと、三つとも手に入れたかった――。50年前、出版社で出会った三人の女たちが半生をかけ、何を代償にしても手に入れようとした〈トリニティ=かけがえのない三つのもの〉とは?
30年前ぐらいに読んでいたら感想は違っていたかもと本を閉じた。東京の下町に生まれ育ったお茶くみOL、親子三代物書きのライター、母に捨てられた過去を持つ売れっ子イラストレーター。昭和時代に東京の出版社で巡り合い、50年にわたりつながりを持つ3人の女たちの紡ぐテーマは何十回も繰り返された物語で、残念ながら新鮮味が感じられない。
その上に、還暦を過ぎた3人の主人公・女たちが沈んでいるのだ。三人三様が違う人生をたどったのに、後悔と悲しみがまとわりついているように思えた。確かに女をとりまく環境は厳しい。私も場面場面で痛いほど感じて来た。だけど、それだけではなかったはず。彼女らのその後を後ろ向きな面ばかりでなく、明るい面も描いて欲しかった。そうでなければ後に続く後輩たちに背中を見せられないではないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
過去を振り返る内容は懐かしいだけでつまらない。