本当の強さとは何か

  • 新潮社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103300724

感想・レビュー・書評

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  • 「シャトゥ―ン ヒグマの森」「木村正彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」「七帝柔道記」の増田俊成氏と元総合格闘家、ブラジリアン柔術家、中井祐樹氏(日本よりもむしろ海外の方がネームバリューがあるそう)との対談形式で構成されています。「本当の強さとは何か」、2016.7発行、武道、格闘に関するどちらかというと地味な対談ですが、それだけに味わい深いものがあります。護身術の話は興味深かったです。空手でも柔道でも3~4年やれば、筋肉量、パワーもついて役立つかもと。体重差、サイズに関する備えはとても重要と。
    最近の「キレル」状態は、心の弱さの裏返し。自分に自信がないからイライラしてしまう。武道は、鞘を抜かないために刀を磨いている。合気道の「戦わない」という思想もすごい。

  • ビジネス書・啓発・啓蒙書へと進路を切っていますね。「希望の格闘技」読み終えた後、五輪書中井祐樹版がいずれ出るでしょう、と感じましたが。着々と近づいていると思います。

    共感はしても傾倒しないことが、啓発・啓蒙書で気を付けていること。
    守破離をしてこそですから。守だけで終わらないようにしたいです。

  •  本書でも語られる今日の柔道ルールは、オリンピックに偏っている。柔道はほとんど伝える者がいなくなりつつある古流柔術に対して責任を負っていると思う。オリンピック柔道をやる一方、古流の技術や精神を伝えてゆくルールで、せめて二年に一回ずつくらいは試合を開催してくれないものか。試合がないと技術は忘れられてしまう。
    ある格闘家が言った言葉。
    「試合前の稽古って辛いんですよ。でもすごく充実してるんです。この頃は漸く試合のために稽古をするんじゃなくて、この充実した時間のために試合があるんだって思えるようになりました。」
     本書は、人の生き方、志の本であった、というのが読んだ実感である。

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