隠れ菊

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (580ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103475064

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  • 谷崎風の風俗人間模様かと思ったら、目まぐるしく事件が起こる物語。長いがずるずると、一週間かけて、読了。

  • 妻と愛人、そしてその間をフラフラする男...いつもの“連城ワールド”かと思いきや、全体の印象は、料亭「花ずみ」の再興に奮闘する“細腕繁盛記”。(花登筺(はなと・こばこ)の小説のよう。)しかもめまぐるしく展開する“ジェットコースター小説”。(ジェフリーアーチャーっぽい)

    その分、登場人物、特に愛人にミステリアス性が欠けるので、“連城ワールド”を期待すると裏切られるかも知れない。しかし、この展開の速さで、読み出したら止まらない小説だった。

    なお、「ゆずれない夜」というタイトルでドラマ化された模様。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86%E3%81%9A%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E5%A4%9C

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著者プロフィール

連城三紀彦
一九四八年愛知県生まれ。早稲田大学卒業。七八年に『変調二人羽織』で「幻影城」新人賞に入選しデビュー。八一年『戻り川心中』で日本推理作家協会賞、八四年『宵待草夜情』で吉川英治文学新人賞、同年『恋文』で直木賞を受賞。九六年には『隠れ菊』で柴田錬三郎賞を受賞。二〇一三年十月死去。一四年、日本ミステリー文学大賞特別賞を受賞。

「2022年 『黒真珠 恋愛推理レアコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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