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- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103510079
作品紹介・あらすじ
人買い、継子いじめ、人身御供など、人々の記憶の奥底に忍びこんでいる伝承をモチーフに、原初の親と子、男と女、命の衝動を描く。10年ぶりの傑作短篇集。
感想・レビュー・書評
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津島佑子さん好きだな。多くの作品に共通したテーマが感じられ、それが底なし沼みたいに深くドロドロに濁って、でも時折澄んだり、見えないはずの光景が見えたりもする。ぐるぐる抜け出せない感じではあるけど。
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孤独だ。
幻想の世界に身を置きつつも、いつのまにか一人だけ現実の世界へと投げ出される。読中追放されるのだ。
気付くとたった一人都会のビルの前へと意識の瞬間移動が行われ、そこにいるはずの人達は何処かへと消失し、意識は焦り街中を右往左往することになる。
音もなく人もなく虫さえもいない、あるのはただ存在する高層ビルと自分だけというような孤独感がこの小説にはある気がする。
なんだかとても寂しい。 -
群像2009年6月号書評より
新潮2009年6月号書評より -
作者は太宰治の次女だそうだ。
しかしさっぱり理解出来なかった・・・
頭が混乱する。
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