大家さんと僕 これから

著者 :
  • 新潮社
4.26
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本棚登録 : 428
レビュー : 40
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103512134

作品紹介・あらすじ

日本中がほっこりしたベストセラー漫画、涙の続編7/25発売!
季節はめぐり、僕と大家さんとの楽しい日々に少しの翳りが見えてきた。
僕の生活にも大きな変化があり、別れが近づくなか、大家さんの想いを確かに受け取る僕。
感動の物語、堂々完結。

感想・レビュー・書評

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  • 前作よりもいい。大家さんとの別れは、いいようがなくさみしいけれど、出会えてよかった、前を向いていこう、そんな矢部さんの気持ちに胸がいっぱいになる。
    日常を描いたエッセイだけれども、後半の描写は詩的でハッとさせられるような幻想的なところもあって、漫画家としての矢部さんの表現力も上がっているような。

    もちろん、湿っぽいじゃない、あの独特のほんわかした空気も健在。
    病床にあっても相変わらず、大家さんは上品で、面白くて可愛らしい。
    ふふっと笑えるシュールさも。

    こんな絵が描ける漫画家は少ないと思うので、矢部さんには、ほんとうに、これから、漫画家としても活躍してほしい。

  • 年齢も境遇も生き方も異なる二人の交流を描いた四コマ漫画の、
    週刊新潮に移っての続編。その理由も大家さん。
    先輩からの後押し以上に、大家さんの「描いて」の一言は、
    戸惑いはあれども、さぞや嬉しかったことでしょう。
    8年以上の交流は、思い出と共に残す情景と言葉の多いこと。
    戦前~戦中~戦後の話は、読者にとっても値千金な貴重なもの。
    上野の図書館・・・あ『夢見る帝国図書館』が重なった(^^♪
    ぽちぽちと大家さんの衰えが感じられた末の、入院~施設~入院。
    「血のつながらない親族」との大家さんの一言に涙し、
    一緒に受賞したんだよとの想いが込められた、
    授賞式と晩餐会(パーティ)の描写に、ほっこりし、
    そして・・・やっと、あの家で大家さんと二人「おかえりなさい」
    帰りたかった、帰ってきて欲しかった、そのの想いに涙してしまう。
    出逢い~そして別れ。
    矢部さんは多くの人生の宝を大家さんから受け取りました。
    でも・・・「これからが長いわよ」

  • なんて素敵な出逢いなんでしょう。

    血縁でも得られないようなめぐり逢いを得た矢部さん。

    年齢や性別、バックグランドの違いを超えたお互いへの敬意や想いが、柔らな観察力と、温かい筆遣いで、涙を誘う。
    大家さんの素敵なところに気づけたのは、それは矢部さんが素敵な人だったから。

    ああ、私もこんな出逢いが心から羨ましい。

    自分以外は皆「他者」。互いの「異質」から、様々な出来事を経て、互いの「均質」や「面白さ」に気づき、心を近づける。人生の醍醐味ではないか。

    そんな大家さんという存在の喪失感は、矢部君にとってどれほど辛い経験だったことか、想像し涙が溢れる。

    矢部君が自分の想いや、大家さんとの思い出を表に出すことで、いつかきっと前に進めると思う。そしてそれをこの作品で共有できる私たちも…。

    お二人に、ありがとうございました。

  • 知っていたけど、悲しかった。
    作者の優しさ、穏やかな時間、大家さんのお人柄、うまく漫画になっていますね。
    大家さん、安らかに。

  • 完結ということで、大家さんの、あの出来事も描かれていて、だんだん重い内容もあるのだけど、それでも、どよんと重くなりすぎないのは、大家さんと矢部さんの人柄なのだろうな。
    プロジェクターの話、ナイスすぎる!
    サイン会も、まぁ、そうなるかしら、とw
    ほんわか大家さん、安らかに、、、

  • お互いが

    お互いに出会えて

    本当に良かったと思いました。

    私もこの本に出会えて

    良かったです。

  • 2.5
    2nd出して失敗のパターンだな
    それにしても大家さんと出かけ過ぎ!

  • これからは 夏がくるたび、伊勢丹見るたび、桃食べるたび、大家さんを思い出す。歳を重ねても彼女のように愛らしい人間でいたい。

  • お笑い芸人 カラテカ 矢部太郎と下宿先の大家さんとの話 続編
    前回 ほのぼのエピソードにほっこりしたのだが
    今回は 読む前に大家さんの訃報が報じられていたので
    ちょっと寂しく、亡くなった祖母を思い出しながら読んだ。

    良いところのお嬢様育ちの大家さんのご用達は伊勢丹
    新宿中村屋の美術鑑賞や シャンソンのライブ
    (ちょっと 距離感どうよ?!)と思うだろうが、
    大家さんの優しい コミュニケーションは想いが詰まっている。

    中盤から 体調を崩されたエピソードや病院の話が出てくると
    (大切な人に 生きているうちにたくさん逢って 話をしなくては)
    と気づかせてくれる。

    忙しい毎日を送ってる方 
    ちょっとゆっくりした「大家さんと僕」の時間の流れに漂ってみませんか。

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著者プロフィール

矢部太郎(やべ たろう)
1977年、東京都東村山市生まれのお笑い芸人、漫画家。吉本興業所属。お笑いコンビ・カラテカのボケ担当。父は絵本作家のやべみつのり。2016年から『小説新潮』に矢部が住む家の一階にすむ大家さんとの日常を描いた漫画、「大家さんと僕」を連載。2017年に発売された単行本は、大ベストセラーとなった。さらに同作は2018年4月に第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2018年8月23日に「大家さん」が逝去したことが矢部本人のTwitterで発表された。2019年7月25日、大家さんの想いを受け取る完結篇、『大家さんと僕 これから』を刊行。

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