さよならわたしのおかあさん

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 65
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103521716

作品紹介・あらすじ

言葉の意味も愛情の深さも、母になった今だからこそ分かる。亡くなるその日まで、おかあさんが死ぬなんて信じなかった。成長するたびに喜んでくれた、優しい笑顔。何度も私を笑わせた、親父ギャグみたいな冗談。がんの辛さと孤独を決して表に出さなかった、その強さ。おかあさんがくれた全てに、私は何を返せるんだろう──。連載時からSNSで話題沸騰のエッセイ漫画、待望の単行本化。

感想・レビュー・書評

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  • おかあさんに育ててもらったひとなら、だれでも(ほとんど)経験する、おかあさんの死。あたりまえのようにそこにいて、自分をみていてくれる存在がいなくなってしまうこと。かなしいけれど、のこっていくものがあたたかい。

  • 号泣し、いますぐに、親に何かしたくなりました。
    まだ元気だし、といつも甘えていたのが恥ずかしくなります。
    本自体はさらっと読めます。そして、大変響きました。ただ、手元に置くのは辛いので、忘れたころにまた借りることとします。

    以下、本とは関係のない思い出話。
    大学生のころ、どこかでたまたま話した年配のかたに、「祖父母はご存命?電車で1時間半?近いわよ。たくさん会いにいきなさい。たくさん会っておくのよ」とかなり熱心に言われ、1年に1回のペースだったのを、季節ごとかちょこちょこ顔を見に行くようにしました。それから十何年で祖母、20年で祖父とは会えなくなりましたが、元気なうちに、話せるうちに、たくさん会っていて良かったです。
    覚えているのは小さな頃のことばかりだけれど、当時会って飲みながら話したことは何も記憶がないけれど、後悔はありません。あのときの言葉が蘇ります。
    私たちの夏休みはあとどのくらい?親に会える夏休みは、あと何回?神のみぞ知る、ですが、悔いのないよう。どんなに手を尽くしても、何をしても、やり切ることはないのだから、せめて。元気なうちにできることをたくさん。できたらとおもいました。

  • 来てほしくないけど
    避けられない未来の話

  • webの連載と立ち読み!で読了。
    誰もが経験する親の死。
    いることが当たり前だと思えるのは幸せなこと。
    でも生きていく。

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