- Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103524526
作品紹介・あらすじ
「欲が出たって、いいじゃない!」人気絵本作家ヨシタケシンスケの、大人気スケッチ解説エッセイ第二弾! 楽しくて、グッとくるイラスト、150点以上収録! 人間って、プチ欲が出たとき、何とも言えなーい顔をする。そんな一瞬を、ヨシタケ流スケッチ&エッセイで、切り取ってみました。たとえば──。「わー!イライラしてきたどうしよう……」「ネコにほめてもらう方法」「それ、お母さんが言ったの?」「人間はみんな期間限定なのに」「架空の島で休暇を取りたいっ!」……。欲が出るから失敗するけど、欲が出るから人間って面白い!? 12万部突破の『思わず考えちゃう』に次ぐ、イラストエッセイ第二弾!
感想・レビュー・書評
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R4.1.26 読了。
イラストと少し妄想的なエッセイ集。「それ、わかる!」と「そんな考え方もあるんだ(笑)。」の繰り返し。思わず笑ってしまうイラストの数々。いつの間にか夢中になって読んでました。とても面白かった。
「思わず考えちゃう。」も読みたい。
・「何をすればその人の気がすむのかっていうことをクリアしないと、次にいかないんだな。」
・「ここまでだったら失敗しても怒られないんだ、やっちゃって大丈夫なんだと、そういうのを事前に聞けちゃう雰囲気こそが、実は何かをやろうという上で、一番大事なんじゃないでしょうか。」
・「一人の人間は、そこまで他人に、十把一絡げに何かを判断されるべきものじゃないってことでもあるんです。」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この前作「思わず考えちゃう」を楽しく読めたので、この作品も手にしました。「親子そろって欲が出ました」では、ヨシタケシンスケさんが子育ての場面でふっと気が付いたことや感じたことに触れています。“そうそう、子供ってそうなんだよねぇ~”って共感したり、ヨシタケシンスケさんだからたどり着けたと思われることに関しては“さすがだなぁ~”と感心したりしました(^-^)
「だってほら本人だもの。あきる訳にはいかんわな。」そうなんですよねぇ…どこに行っても本人は本人、何かあっても自分の中で面白がって飼いならしていくしかないって、納得です。この作品にはヨシタケシンスケさんが思わず書きたくなったイラストの中に、今の私のことが…読みたい本を手にすると積んで満足するって、ドキッとしてしまいました(汗)。-
やっぱり
ヨシタケシンスケワールド…。良いですよね♡♡読みたくなりますよね~時々(o^-')b !やっぱり
ヨシタケシンスケワールド…。良いですよね♡♡読みたくなりますよね~時々(o^-')b !2023/05/16 -
チーニャさん、おはようございます(^^)
ヨシタケシンスケさん、やっぱすごくいいです。
そうなんです、時々読みたくなります。
いいねと...チーニャさん、おはようございます(^^)
ヨシタケシンスケさん、やっぱすごくいいです。
そうなんです、時々読みたくなります。
いいねとコメント、ありがとうございます。2023/05/17
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「サァ!今日も元気に顔色をうかがっていこっ!」
ヨシタケシンスケさんのエッセイ2冊目。
『思わず考えちゃう』の続編。
図書館で借りたんだけど、結局購入しちゃう…
ヨシタケさんの引力…(この本にも引力の話が出てくる)
ラーメン屋さんの『表面にうかんでるイロイロをていねいにどかしてからすくう』話すき。
作品を作るときも、本来言いたいこと、伝えたいこと、面白いなって思ってることを表現するためには、何か余計なものをどかす必要がある。
・感謝を促す係
・肯定係 …ほしい。
納得欲、水平欲、肯定欲。
いろんな欲が出てくるけど、たしかになぁ。
確かになぁってなってる今わたしは納得欲が満たされている。ヨシタケさんの本は、納得欲が満たされるよね。
前作と違って、今作はイラストだけのコーナーがあって、中でも1番気になったのが「人生の参加賞」ってイラスト。なんなんだろうこれ。
トイレットペーパー…?みたいな何かしら。笑
「何も愛だ、恋だ言わなくても、シーツをたたむためだねで、二人で暮らしてもいいんざゃないか。夫婦が一緒にいる理由は、大きなものがたたみやすいっていうだけで、十何年連れ添ってもいいわけですよ。」
「キミの一部がほしいんだ。全部はいらないんだ。」
「知りたくないことは知らないままでもいいのだろうか。」
「ボクを選ばなかったことを、いずれ後悔していただくので、そのつもりで。」
→ まさにこれを今日思った。で、自分って性格悪いなって思った。でも、同じこと考えてる人もいるんだなって。ちょっと安心した。
2022.03.23 読了 -
2作目と知らずに借りてしまったので、1作目も読みたいです。
子どものいいところ→丸洗いできる
確かに!って思いました。
似た考え方なところも多く、その部分で悩んでいたりすると思いっきり肯定してもらえるので、心に刺さると同時に軽くなりました。 -
正しいかどうかではなく「気がすむ」かどうか。まず相手の話を全部聞いてあげる、相手がやりたいことをまずやらせてあげる、それから相手にやってほしいことを提案する、が原則。要は、何をすればその人の気がすむのかっていうことをクリアしないと次にいかない。世の中ってやっぱり正しいかどうかでは回っていない
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前作「思わず考えちゃう」が大好評につき、「欲が出ました」とばかりに制作されました!
スケッチをもとに、ヨシタケ氏の「考えていること」を知ることができるエッセイ。
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「思わず考えちゃう」がおもしろかったので、読者のわたしも“欲張って”「欲が出ました」も手に取っちゃぃした。
結果、またしてもスケッチに脱力&エッセイの文章にうなずきながらあっという間に読み終えてしまいました。
無欲ってもてはやされがちですけども、でも無欲すぎると人は生きることにすら執着しなくなるので、ほどほどに生きられるくらいの欲は必要だなあと感じます。
ほら、あれです、「いつ逝ってもいいんだ」といいつつも、毎日医者通い、みたいなそういう欲がないと、人間生きられないもんだよな…と思います。
(↑このエピソードは本書にはありませんけれども…)
ちょこちょこ、気になるエッセイはあったのですが、中でもいちばん「ヨシタケシンスケ氏、恐るべし…!」と思ったのは「必要なところだけじゃまなものをどける」(54〜56ページ)のエッセイでした。
どういうエッセイなのか?というと、雪か積もるとさ、いろんなものが浮き彫りになってくるよね、雪がどけられているところとそうでないところを見ると、人間関係とか人の生命力の強さまで浮き彫りになっちゃってますね、雪をどけるみたいに人はそれぞれ何をどけて生きているんでしょうね、みたいなお話でした。
わたしが思った“恐るべし”ポイントは、雪が積もりっばなしなところとどけられたところで、人間関係まで見えてくるという部分でした。
人が出入りするところは雪がどけられていくし、そうでないところは、人がいたとしても雪は降り積もっていく…
「雪がいろんなものを可視化させる。」(55ページ)と書かれていましたが、雪は積もったらただかいて道を作り出ていくものとしか思っていなかったので、そんな目線を与えられて心がびっくりしました。
どこの雪をどかすかで、人が必要としている場所とそうでない場所が丸わかりになってしまう…
この目線を知ってしまったわたしは、来季に雪かきをするたびに、きっと「この道が、わたしにとって生きるために必要な道であり場所なのか…」なんて真顔でふっとたそがれちゃうんだろうな…知る前にはもう戻れないもんな…
たとえ家族らからは「お母さん、またなんか心どっかに飛ばしてんね」としか見えなくても…ほどほどに生きていこうと思います。
自分のまわりくらいは“雪かき”できるように、ほどほどにね。
(なんのこっちゃ) -
「思わず考えちゃう」の第二弾。
冒頭の、好評だったために欲が出た出版社の方々のイラストでいきなり笑かしてもらいました。
何気ないように見えるイラストと、ヨシタケシンスケさんのああでもないこうでもない思考の中から出てきた、哲学が時折心に刺さります。
「うまくいかないときは、そもそも持ち方が違うのでは」
「幸せの予感さえあればどうにかやっていける」
「心にはめる軍手のようなものが欲しい」
「正しいかどうかではなく気が済むかどうか」
「よろこぶ顔が見たい、というよりは、おこった顔が見たくないだけなのです。」
ゆるいイラストとゆるい文章でさらっと読めてしまうけれど、なにかしら悩みを抱えた人には有効なヒントをくれる、生き方ガイドブックの役割を果たしてしまっている一冊。
読めてよかった令和二年秋。 -
最近TVで、(NHK) ヨシタケシンスケさんを、知って、読んでみたくなりました。
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この本と、今日出逢えてよかった。
そうだよ、彼が『第2弾も考えてるよ』って言ってくれたから、ああまだまだこれからも彼の未来は続いていくんだ、そしてそこに私もいたいって思えた。
苦しくてしょうがない現実から逃げることはできないけれど、それでも、彼に会えるかもしれないっていう予感だけで、踏みとどまれる自分がいる。 -
ヨシタケシンスケさんによるエッセイとスケッチ集。
人間がもっていると思われるいろいろな欲について言及されていておもしろい。
たとえば納得欲。なぜだろう?という事象に対しての納得できる理屈とか説明が欲しくなっちゃうのわかる!
ほかには、正しいかどうかではなく自分の気が済むかどうか。それもまた一つの欲望なんだな。
そして何よりスケッチが可愛くって、クスッと笑える。
なんてことのないシーンなんだけど、そのなんてことのないシーンを敢えて切り取ることで絶妙にシュールな"ゆるさ"が生まれてる。アイデアのしっぽ。