財布は踊る

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103525127

感想・レビュー・書評

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  • 正直あまり興味を持てなかったな。
    お金は好きだけれど、他人の財布事情はあまり好きではないからなのかもしれない。
    人が投資をして失敗しようが、不動産で成功しようが、どうでもいいなと。
    だったら何でこの本を手に取ったのかと言うと、タイトルにインパクトがあったから。何ならちょっと資産の増やし方についても指南されてるかもと思ったからでもある。
    完全に役に立たなかった訳ではないけれど…。
    奨学金返済で苦しむ女性2人への蛇川のアドバイスは良かったと思う。1人で節約するより2人で資産を増やすというやり方は面白いかも。

    結局、お金に振り回されたら人生は面白くないのだと思う。
    そんなに持ってなくても幸せならそれでいいし、本当に人それぞれだなぁと。

    しかし節約して頑張ってもなかなか貯金が貯まらないのはよく分かる。
    さっ、投資生活始めよう。笑

  • いろんな人たちの間を一つの財布が巡り巡って渡っていく間にそれぞれのお金にまつわるお話がいくつか。
    表紙だけ見ると楽しそうだったので手に取ったのだけど、中々笑えない話ばかりだった。
    財布がお話の中に至る所に登場して、「あ、この登場人物さっきの人だ」とか思うのは楽しかった。
    お金の問題は…頭痛いよね。
    どの話も読んでて「何でそうなった…ダメでしょそんなんじゃ」って思いながら読破。
    でもなー結果、みづほみたいに不動産動かせる行動力ないしなー。みんながみんなそうはなれない。
    投資とか難しい。
    もっと簡単に貧困から抜け出せたら…。
    とりあえず旦那は切り捨てようか(笑)
    財産分与はしたくないけど←

  • お金って怖いな。マネーリテラシー教育って必要だな……。自分の歳でも、知らないことや知らない世界があるなと実感。

  • するする読めたけど
    明るい話ではない。

    夫クレカのリボ払い借金隠す→妻不動産投資始める→夫不倫、離婚へ

    奨学金返済に困る 派遣社員

    投資で全財産失くす男

    FXの教材を売る男

    今のところ何も困っていない私は幸せなのかと思う。

  • 財布買い替えるて、私はなかなか勇気がいるなー

  • 「三千円の使いかた」の後にこの本かぁ~。逆だと思ったなぁ。財布にまつわるお金の使い方の話。三千円~のイメージが強いから、期待大にして読み始めた。

    財布は疑う、はまだいい。
    でも
    財布は驕る...から雲行き怪しい。
    財布は盗む...で胸糞悪い。

    さて、どうまとまっていくのか。
    さてはてふふ~ん♪

    P256
    「私はこれだけもらえば十分。これ以上もらったら女が廃る。」
    蛇ちゃんかっこいいやん。

    P283
    弱かった自分のことも否定しない。あのときがあったから、今こうしていられる。

    ほう。最後のまとめかた?蛇ちゃんやみづほの生き方に軽い衝撃。
    かっこいいなぁと思う。
    どんな過去もそれを受け止めて前をむいて自分に正直に生きている人って憧れる。そんな女性たちがでてくるから原田さんの本が好きなのかなと思った。

  • お金にまつわる話。
    読んでないけど、3千円がどうとかの本が売れた?かなんかで、金融畑の人かと思ったらそうでもなさそう。
    今作、人気本のようで、できも良いんだろうけど何かあんまり。

  • 『三千円の使い方』を読んで面白かったので読んでみた。
    一つのヴィトンの財布がいろんな人の手に渡るんだけど、それぞれ事情があって手放す。
    お金の怖さはこの本読んで良くわかりました。
    投資話しや奨学金の話しは読んでいて辛かった、、

  • 読後の爽快感はないけど、読み応えがあって面白かった。お金に翻弄され、お金があれば幸せを掴める人たちが、お金だけでは幸せになれない可能性もあるしお金ができたおかげで未来が変わることもある。お金とは概念なのだとしみじみ感じた。

  • 物語に沿って陥りやすいお金の落とし穴や節約方法、投資などが色々知れる。
    私は大丈夫だと思っていても、投資方法や考え方1つで変わることもあるのだと思う。危機管理と情報収集は必要不可欠。
    投資はやはりその時の時世や自分の決断力、運などで浮き沈みがあるのだと実感。
    難しいし怖いから動かなかったらそれまでだし、やはり知識をつけてやってみて勉強していくしかないのかもしれない。

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著者プロフィール

1970年神奈川県生まれ。2005年『リトルプリンセス2号』で、第34回「NHK創作ラジオドラマ大賞」を受賞。07年『はじまらないティータイム』で、第31回「すばる文学賞」受賞。他の著書に、『母親ウエスタン』『復讐屋成海慶介の事件簿』『ラジオ・ガガガ』『幸福レシピ』『一橋桐子(76)の犯罪日記』『ランチ酒』「三人屋」シリーズ等がある。

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