青にまみえる

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103535034

作品紹介・あらすじ

酒に、ではない。お茶に酔ったのだ。中国の深山に自生するそのマレモノの茶と「私」の運命の出会いから紡がれた大人のための、滋味豊かな小説。

感想・レビュー・書評

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  • シルクロードで有名なトルファン郊外の火焔山や高昌国址をスタートに繰り広げられるのは、一人の女性と中国茶との不思議な出会いと係わり合いだ。

    次第に展開されていく悠久の国・中国を舞台とした茶の奥深さに引き込まれていく。

    敦煌のはずれ、鳴沙山で一人のインテリと出会うことで巡りあった曰くつきの「大紅袍」との運命的な出会いが、主人公の牧ノ原夕子を中国茶の世界へと導いていく。

    そして天からの声に導かれて彼女は美術の世界から離れ、日本で中国茶と係わる仕事を興していく、、、 そして、タイトルの意味は最後になって理解される。

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著者プロフィール

作家・岩茶房主宰

「2016年 『炎魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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