- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103538615
作品紹介・あらすじ
ビジネスマンから学生まで必読! いま私たちに必要な〈これからの教養〉。あの原発事故直後からツイッターでの情報発信が注目され、福島の放射線調査に大きな役割を果たした「科学者によるSNS発信のパイオニア」が授ける新・教養。研究室を飛び出し世間を奔走した物理学者は、サイエンスをいかに仕事に活かしてきたのか。不安と流言の時代に「ぶれない軸」で判断するための強力な羅針盤。
感想・レビュー・書評
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一応、「社会『科学』」をするものとして「科学的」とはどういうことか、はっきりできたら良いと思って読みました。
バシッと「これだ」と言い切れるわけではないですが、なんとなくわかったように思います。基本的に態度とか構えとか姿勢の問題が大きいのだと思いました。
そして、流されていくというか、自ら選び取ったとは言えないことでも、楽しんでやれば結果がついてくることも多いし、血となり肉となるのだと思います。僕もほぼ流されたままの人生なんで、ある意味励まされました。
大学を定年退職したあと、全く違う分野にチャレンジしているのを見ると、僕もまだまだ流されてもいいな、と思います。
子どもの頃、ヴァイオリンをしていたというのも、アート思考を考えている立場から興味深かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルと内容が乖離している。
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科学者の考え方に触れることができた気がします。
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すごくわかり易い理系必読書、岐阜県生まれの誇り
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女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000053131
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物理分野で素晴らしい成果をあげてきた著者が、異分野に取り組む際の秘訣を開示した面白い著書だが、科学者の基本として強調しているのが、"自分で動いてデータを確かめ、論文にする.論文の内容に批判がある人は、それを自分自身で科学的に検証し、論文にするしかないのです.それが科学です."(p187) 実験を主体に活動してきた人の述懐としてはこれ以上のものはないと感じた.査読済みの論文しか信頼できるものはない、という原則がコロナ禍の中でおろそかにされていると日々感じている.
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コロナ禍で「専門家の意見」が注目を浴びたが、今後更に「専門家自身が情報発信をしていくべきだ」と言う。ネット上の誤った情報が飛び交う世の中でまさに今国民が必要としていることは専門家から見た意見、情報発信だ。政治家の「政策」とは違っても、国民が正しい情報を持つことは今後重要であり大切である。そこに賛同、協賛(資金的援助含めて)が強いては国民の命を守ることになるのではないだろうか。