- Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103692058
感想・レビュー・書評
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高校生の藤原、門司の旅館が破産して家族でカンナワで貸し蒲団業。
ギターケース抱えて上京へ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
藤原新也の本は『乳の海』以来か
昭和の骨太の学生運動の匂いのする
好きな文章だけに
逆に敬遠してたように思う
先週の朝日新聞beに別府温泉の
湯治安宿の話で出てきて
興味深く思った -
2013年1月13日
カバー・本文写真/藤原新也
ブックデザイン/鈴木成一デザイン室 -
不細工な思春期を思い出す。
何かに怯えて、何かに焦って、何かを脅して、何かを得たような錯覚。それを格好良い大人たちは、自分探しと言ったりするけど、どうなんだろうか。
個人的にそれは、補助輪を外した自転車のようだと思う。誰かに支えてもらいたいけど、支えてもらいたくない矛盾した不安定さが少しこそばゆい。「少年のまなざしには、まだ何ものも手にしていない者の不安の色と、底無しの自由とが同居しているよう」。因みに鉄輪は大分県らしく、無知過ぎて知らなかった。 -
美しい写真と生命力あふれる文章<br>
しばれる風と終わった家族、それと青春 -
まさに藤原新也の世界…