ノーライフキング

  • 新潮社
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本棚登録 : 141
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103701019

感想・レビュー・書評

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  • 再読日 11111111 20000718

    この作品の衝撃は私をとらえて放さない。すべてが素晴らしいまでに啓示に満ち溢れた作品である。この作品以降、子供を語ろうとするものは、これを避けては通れないだろう。

  • テレビゲームとリアル、
    ごっちゃごちゃになって、最後の方はよくわからず。
    それがリアル。

  • 面白かったですね
    4.2

  • 子供たちのネットワーク上に流れ出した、
    クリアしないと呪われてしまうゲームの噂。
    この作品が発表された当時は、
    ゲームにのめり込む子供と、そんな有り様を批判する大人の間に、
    越えられない溝があるかのようだったが、
    現代はその辺がボーダーレス化している気がする。
    ……というか、大人であるはずの年頃の人間が
    大人らしくなくなってしまった、といったところか。

  • 小さい頃の自分もゲームの噂に翻弄されてたなぁと思い出した。大体はポケモン関係だったな。さすがにこの本のようなことはなかったけれど。そういえばチェーンメールとかもハヤったな。今でもあるのか?
    小中学生の自分が読んだら衝撃を受けたかもしれないけれど、22歳の2010年の今読んでも特に感じるものがない。文章も読みにくく感じた。

  • 解けなければ死ぬという、呪われたゲームソフトの噂。噂はやがて、現実とリンクし始める。
    必死で呪いを解こうとする子供たちと、わけが分からず右往左往する大人たち。“新しいリアルと戦う史上最年少の人たち”のお話。

    再読。出た直後に読んだ時の驚きこそないが、今も不思議な高揚感を覚える。

    例えば、「昔々あるところに…」というお決まりの語り口が、この世に存在しないとして。ああいうものを創作できたら凄いことだと思うのだが、この作者なら創るかもしれない…そんなことを思った。

  • 出た頃に読んだ小学生たちに対する違和感は、20年の歳月を経て薄ら寒さに変わっていた。
    見事な歳の取りっぷりじゃないか、俺。

  • 自分の世代が描かれている。
    何がリアル?
    感じられないことの不幸、どちらが?

  • せいこうのおじさま

  • TVゲームと噂に生を左右される子供たち。
    ファミコン世代にはぜひ読んでもらいたい。

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著者プロフィール

1961年生まれ。編集者を経て、作家、クリエイターとして、活字・映像・音楽・テレビ・舞台など、様々な分野で活躍。1988年、小説『ノーライフキング』(河出文庫)で作家デビュー。『ボタニカル・ライフ―植物生活―』(新潮文庫)で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』(河出文庫)で第35回野間文芸新人賞を受賞。近著に『「国境なき医師団」になろう!』(講談社現代新書)など。

「2020年 『ど忘れ書道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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