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- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103909095
作品紹介・あらすじ
テクノロジー、暴力、自由、信仰、愛-危機に瀕する人間精神のライフラインを根底から思考し論じ抜く21世紀の「様々なる意匠」。
感想・レビュー・書評
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数年前に読了したものを、読み返してみた。テクノロジー、暴力、自由、信仰、愛という5章からなる啓蒙書だが、一読の価値があるとすれば暴力の章。非常にまとまりがよく、論旨にブレがない。ユナボマー事件についてのくだりは特にパンチ力があった。
対して、自由、愛、の章は主旨が飛びに飛んでいってしまい、論点が定まりきっていない印象を受けた。もちろん意図してのことだろうが、他からのクオートで終始してしまっているのがやや残念。著者自身の考えや物書きとしてのスパイスをもう少し加味してくれていれば何度でも楽しんで読めるものになっていたかも。
教養書として情報量は文句なく豊富なのだけど、再読してみて新たな発見や教訓があったかといえば、そうでもない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3.5
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