- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104178018
感想・レビュー・書評
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著者、団鬼六さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。
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団 鬼六(だん おにろく、1931年4月16日(戸籍上は9月1日) - 2011年5月6日)は、日本の小説家・脚本家・演出家・エッセイスト・映画プロデューサー・出版人。
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で、本作の内容は、次のとおり。
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「緊縛の文豪」のポルノ私小説。
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昭和のポルノ小説の巨匠で思い浮かぶのは、
・団鬼六(1931~2011)
・川上宗薫(1924~1985)
・宇能鴻一郎(1934~)
というところでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私小説というよりも、昭和の時代を切り取った秀逸なドキュメントだ。SM界隈という中において巨大なアイコンであったはずの団鬼六が、実は誠実で生真面目、シャイな男として自虐を持って語られる。エピソードとしてのエロ表現は少しも手を抜くことなく官能を衒いもなく描く。その上で本来的な人間の悲哀をにじませるあたりは小説家としての力量は底知れず、斜に構えている純文学の作家などはスタイリッシュに凌駕している。谷ナオミについての青春ドキュメント「妖花」は短編では惜しいくらいのドラマが内包される。すごい。
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これは、エロい(が)文芸作品です。
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初団鬼六
表題の「美少年」は美少年というよりやはり女を責めている文章でこの手の物は不得手なのかな、と
「妖花」もなかなか面白く読めたが、
「不貞の季節」と「鹿の園」が歪なポルノって感じで楽しく読めた -
まさかの(?)初団鬼六。
おもしろい。 -
人からの勧めで。どういう変態だと思われたんだろう?油膜感溢れる文体に仰け反った。クドい。服を着たエロスが好きだな…。
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美少年が凌辱されるシーン良かった笑
でもそれ以外はマンネリっぽくて飽きた -
「不貞の季節」★★★★★
読後のこの切なさ、遣る瀬なさはどうよ?!
勿論読んだ年齢やタイミングよって感想は大きく変わるのだろうけれど、わたしはと言えば、もろツボに入ってしまって、もう… 言葉がない。
素晴らしい短編だと思います。 -
美人でインテリの妻を弟子に寝取られ、逆上するものの嫉妬は昂じ、やがて狂態を収めたテープを聞きつつ自慰に耽る男の「不貞の季節」。あらゆる女性よりも女性的な、日本舞踊宗家御曹司との切ない交合「美少年」。快楽教に堕ちた男女の狂宴の一夜「鹿の園」―責める男と呑み尽くす女が精液と愛液にまみれる三篇、そしてロマンポルノの女王・谷ナオミの哀しいほどに潔い半生「妖花」。
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001.初、並、カバスレ、ヤケ、帯付。