- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104259021
作品紹介・あらすじ
未婚の母を決意したタマヨが食べたいという「たたみいわし」。幼なじみの墓参の帰りに居酒屋で味わう「かつおへそ」。元放蕩息子のロクさんが慈しみつつ食す「ひょうたん」…いつの時代も、つまみと酒は人生の極上の友だち。「江戸の達人」が贈る、酒と肴と男と女の「新・百物語」。自筆イラスト入り和風ポップな超・短編集。6年ぶりの新作。
感想・レビュー・書評
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まさに珍味を中心に据えた短編集。
好きな人には堪えられないんだろうけど、この珍味自体に、あまり関心の向かない私にとっては、ふーんと読んで終わった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本の津々浦々の珍味を、ショートストーリーを絡めて挿絵付きで紹介。読んでいるだけで本当によだれが出る。お酒は飲めませんが珍味は本気で好きなのです…からすみとかふぐの卵巣の粕漬けとか…ああ食べたい。お酒飲めたら更に美味しいんだろうなぁ…江戸文化への考察も深い杉浦さん、本当にご冥福をお祈り致します。
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「読んでいるだけで本当によだれが出る」
恥ずかしながら私もです。殆ど食べたコトのないモノばかりなのに、とっても美味しそう。。。「読んでいるだけで本当によだれが出る」
恥ずかしながら私もです。殆ど食べたコトのないモノばかりなのに、とっても美味しそう。。。2012/10/01
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山海の珍味と共に人生を噛み締めるような、短くも読みごたえある小説集。
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予備知識なく、食いしん坊なのでタイトルで選んだだけなのに面白かった!短編集なので当たり外れ混在しているけれどお腹がすく。
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食べたことのないものだらけやなーと読み進める。
はっ!そうか、鮒寿司みたいなもののことか…!
鯖寿司と間違えて注文したのが悔やまれる(愚)。
美味いと感じる舌になるまで、まだ時間がかかりそうである。 -
酒の肴が多いちんみ話。で、小話。杉浦さんの好みなのか、上あごにぬっとするちんみが多い気がしないでもない。
酒肴とゲテは紙一重で、食べたいなー。と、思うものもあったけど、うーん、ちょっとご遠慮申し上げたい。というものもあり。
クジラのベーコンの話は、そうか、給食で洗礼を受けたからこそ美味しく感じられるものなんだと、目からウロコ。 -
酒の肴をテーマに短編小説の抜き書き、または書き出しに思えるような短編がたくさん。人生ってアレよね?としみじみ思う話でいっぱいです。
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超短編の中に、現代にいても杉浦日向子さんらしい文章になっています。お酒が飲みたくなって困ります。