謎の毒親

  • 新潮社
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本棚登録 : 379
感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104277032

感想・レビュー・書評

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  • 何とも暗い気持ちで読むことが辛くなってきました。
    当事者にしか理解できない物語なのでしょうが…
    まさしく「毒親」。

  • 驚いた。
    姫野さんの実話とは…
    「昭和の犬」もそうだったんだ。

    ただ、私が子供を欲しいと思うことがなかったのは、毒親(こういう言葉は知らなかったが)になることを怖れていたのかも知れない と気づかされた

    しかし、こういった虐待(敢えてこう言いたい)は暴力的なものよりも他人にわかりずらい分、たちが悪い。

  • 私は姫野さんの作品が好きだ。

  • 何冊か読んだ姫野さんの作品とは、書き方が違う。手紙のやり取りのような作品。
    自分が母親と相性が悪く、接し方を悩んでいる。今でも。
    でも、子として大切にされていた。それは間違いがない。
    そんな親子は少なくないと思う。相性と言うのは必ずある。良くも悪くも。私のケースが特別だとは思ってない。
    そんな私でも、こんな私だから?この本を読んで、気持ち悪さと「なんとか助けを求めるすべはなかったのか」「誰も手を差し伸べるすべはなかったのか」と、キリキリする思いでした。

    姫野さんの作品に思考の深さを感じ、いろんな角度から物事を見ようとする客観性を重視しているように感じる。

    こういう経験からなのかなと、感じた。

  • キツかったなー、読み終えるの。
    途中でリタイアしようと思った。
    いるかもしれないけど、こんな親。
    病人としか思えない。
    読後感が最悪。

  • 何をもってそんなことをするんか…故に毒親

  • 読んでて辛かったかも。

  • 少々、読みにくかった。
    質問の手紙、質問への回答という順序になっているが、ところどころに、実際に会ったと思われる記載がある。実際に会ったところは途中には書かれていないことが多いので、読み飛ばしてしまった?と混乱した。

    内容については、微妙…
    もちろん、本当にあったことなんだと思う。
    もう検証すらできないことなんだと思う。
    何百もの豆腐パック、箸の上を歩くゴキブリ、想像したくないけど、ゴミ屋敷があるのだから、存在自体は疑っていない。
    毒親、と呼びたくない、という気持ちは、なんとなくわかる気がする。
    もし私と同じでなかったら、申し訳ないけど。

    その時代にはその時代の常識みたいなものがあり、
    その地域にはその地域の共通認識みたいなものがある。
    狭い世間に生きてきた、と言えば、そうなんだろうけれど。
    今では、「女性が大学に行くなんて」、というのは男尊女卑だ、というかもしれないが、そういう考え方がとても一般的だった時があったことも事実で、それを今の時代からどうのこうの言うのは、なんだかなあ、と思う。
    もちろん、男女関係なく、学びの機会が与えられるのは、私にとって素晴らしいことだと思う。男女差別などない方がいいし、それぞれがそれぞれに相応しい職業を選べるようになっている時代のほうが生きやすいと思う。
    実際、子供は親の持ち物、のような感覚を持った親がたくさんいた時代もあったわけで、それがいいか悪いか(悪いに決まってるけど)そういう感覚だったんだろうなあ、と感じる。
    「愛は勝つ、もんか」にも姫野さんのお母さんの話があったように思う。「関白宣言」のところだったかな。また読みたくなった。
    私には姫野さんの軽めのエッセイのほうが向いている。

  • 久々にレビューを語りたい本に出会いました。

    私も結構親との関係に悩んできたところもアリ、
    この本に書かれている親の行動を、
    「もしや原因は、こういうことか?」などと推理しつつ読めました。
    もちろん、この本に書かれているように、
    本当の原因などは、今となってはわからないんですけどね・・。
    それにしても、自分トコの親との関係が、可愛いと感じるくらいの、
    ワケワカラナサ全開の、毒親っぷり(しかも両方。そして受け止める側が一人っ子。という最悪さ)でした。

  • 思っていた内容ではなかったですが、なかなか興味深い話でした。
    こんな親いるの?と思いながら読みました。
    ちょっと過去の嫌なことを思い出してしまったけど。

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著者プロフィール

作家

「2016年 『純喫茶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

姫野カオルコの作品

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