ため息の時間

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 174
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104469017

感想・レビュー・書評

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  • 私が好きなのは「終の季節」。リストラされ、離婚を告げられ、1人になってしまった杉浦は、自分の部下だった男の娘を更生させようと、その娘に電話をかける。ところが彼女は本物の父親が失踪先からかけてきたと勘違いしてしまい…
    最後の「杉浦はゆっくりと目を閉じた。今度、救われるのは自分かもしれない。」の2文がすごく好き。
    解説にもあったけど、今までモノクロだったものがカラーに変わったみたいで。

  • 久々に先生の作品読んだな~~相変わらずめちゃ面白い・・・そして怖い。
    「口紅」オチが・・・オチが辛い・・・。でも好きだ・・・誰も報われなくても・・・。
    「夜の匂い」そんな気はしたけど浮気オチだよ。唯川先生といえば突然の百合、忘れてた。
    「終の季節」妻子を失うダメ男がたくさん出てくる短篇集でしたが、これは読後感が爽やか・・・。
    「言い分」ホラー。何が真実なのか・・・彼には分からない。
    「僕の愛しい人」突然のカニバからの狂気END。怖面白・・・。
    「バス・ストップ」こういう狡猾ってか強かな妻も、唯川先生作品ならでは。
    「濡れ羽色」ホラー。てか男を苦しめる謎の女・・・怖い…。
    「分身」このオチも面白かったな~!!世にも奇妙なぽい。
    「父が帰る日」地獄のちハートフル。ヘビーで重たいのになんか・・・爽やか・・・。そう、それが唯川恵作品。やっぱり好きだな~~。

  • 読むたびに恋愛に臆病になります。
    これ読んだの19の時だけど、歳をとるのが怖いと思ったようだ。
    歳とっちゃったよちょうど世代だよどうすれば…

  • ぞっとする話、プチほろりとくる話、奇妙な話・・・などがあり十分に楽しめた。この作家が好きになりました。

  • 愛したことが間違いなんじゃない。ただ少し、愛し方を間違えただけ―。完璧に家事をこなす妻を裏切り、若い女と浮気する木島。妻が化粧をするのを許さなかった原田。婚約寸前の彼女がいるのに社内で二股かれた洪一。仕事のために取引先の年上女性に近づく孝次…。裏切られても、傷つけられても、性懲りもなく惹かれあってしまう、恋をせずにいられない男と女のための恋愛小説9篇

  • 短編集。

  • 男性目線の恋愛短編小説。しかも出てくる男性すべてがごう慢で自分勝手で何も魅力を感じない。途中で読むのをやめちゃいそうだった。
    そんな中でも『バスストップ』では浮気を繰り返す旦那に何から何まで尽くしてくれていたと思いきや、どうしょうもなく手のかかるやっかいな夫に仕上げていた妻の物語にはものすごくスッキリした。女って強いなぁ。

  • 〈内容〉愛したことが間違いなんじゃない。ただ少し、愛し方を間違えただけ―。完璧に家事をこなす妻を裏切り、若い女と浮気する木島。妻が化粧をするのを許さなかった原田。婚約寸前の彼女がいるのに社内で二股かれた洪一。仕事のために取引先の年上女性に近づく孝次…。裏切られても、傷つけられても、性懲りもなく惹かれあってしまう、恋をせずにいられない男と女のための恋愛小説9篇。

  • 2012/5/26読了。
    男性目線からの女性が描かれており、新鮮だった。

  • 恋愛小説の短編集どの物語も楽しく読みました

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