いっちばん しゃばけシリーズ 7

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1985
感想 : 213
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104507092

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  • 『しゃばけ』シリーズ第7弾。
    若だんなを誰が一番喜ばす事が出来るのか妖達の競い合い「いっちばん」回船問屋長崎屋と近江商人たちの商品の競い合いが描かれた「いっぷく」、若だんなが天狗に攫われてしまう「天狗の使い魔」、若だんなの幼馴染で菓子司三春屋の跡取りの栄吉の菓子をめぐる「餡子は甘いか」、厚化粧のお雛ちゃんとその許嫁の絆を描く「ひなのちよがみ」の5作を収録。
    若だんなと妖たちが織りなすほのぼのとした世界がたまらない。若だんなの台詞には毎度のことながらしみじみする。

  • 抜群の安定感。引き込まれるような面白さではないんだけど、いつの間にか読み終わってしまう。今回は「いっぷく」と「餡子は甘いか」が良かった。「いっぷく」ではここのところ別ればかりを経験していた若だんなが本当に嬉しそうだった。「餡子は甘いか」は気持ちが痛いほど分かってしまって感情移入。でも栄吉にはいつまでも不味い菓子を作っていてほしい気もする。

  • 大好きなしゃばけシリーズ。
    今回いちばん印象に残ったお話は『餡子はあまいか』栄吉の気持ち、わかるなあと切なくなって、泣きそうになりました。ずっと忘れられないと思います。

  • 安心して読める。

  • やっぱり畠中さんは安定しているなぁと思います。
    病弱若旦那のしゃばけシリーズですが、安心して読めますね。

  • 大事な一冊。

  • いっちばん。スリの話。親しい妖達が若だんなを喜ばそうと知恵を絞る。
    いっぷく。商売敵の話。三途の川であった人と再会。
    天狗の使い魔。天狗にさらわれる。天狗が懐かしい者と再開するため人質に。
    餡子は甘いか。若だんなの友人栄吉の修行の話。ちょいリアル。
    ひなのちよがみ。若だんなの商売のお勉強。

    それぞれ優しい話でいいんだけど、鳴家などの漫画的な表現が鼻についてきた。そろそろ終わりでいいと思う。

  • やなりがかわいらしい。

  • あんこはあまいかが凄く好き。

  • しゃばけシリーズ第7弾。栄吉と病弱若旦那、松之助に妖怪たち。ほのぼの。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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