- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104530014
感想・レビュー・書評
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ふむ
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2002年ソルトレイクシティ五輪開幕直前、清水宏保は、自分の限界と闘っていた。162cmの小柄な肉体と喘息、そして腰に抱えた爆弾…。マイナス要素しか持たない男が苦闘の果てに掴み取ったのは、鈍く輝く銀メダルだった。未知なる領域に到達するため、前人未踏のトレーニングに挑み続ける清水哲学のすべてを描く。
(2002年)
— 目次 —
プロローグ
ソルトレイク五輪開幕
レース当日
激白
長野五輪
神の肉体を求めて
原点、そして未来への扉
エピローグ -
女性の乳房のように柔らかい筋肉…想像もできん。正直内容は物足りなさもあるが清水の凄さにゾクゾクワクワクする一冊。
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【読みたい】
齊藤孝『読書力』に出てきたので読んでみたくなった。
齋藤先生と清水さんの対談もあるそうだ。こちらも面白そう。 -
タイトルに相違なし。まさしく超人を紹介した本です。
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どんだけストイックやねん!
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「読書入門」で紹介されている一冊。
一流のアスリート等のルポを読むと、その一流に成り得た努力っぷりとかを知れてテンションが上がる自分がいるのだが、この作者の文章はなんだか表面的な薄っぺらい説明しかなかったので、テンションは上がらずじまいだった。
期待していただけに残念。 -
スピードスケートの清水宏保さん
筋の一本まで意識の通っている人
体を使う職業でもそうでなくともハッとさせられます
自分の体を使っているのも鍛えられるのもいたわれるのも自分です -
長野オリンピック500mで金メダルを獲得した瞬間、全身に集まった重圧を一度に放出するようなガッツポーズのことを今でも鮮烈に思い出す。
著者にはかつて日本人初のフルタイムF1ドライバー中嶋悟のF1最後の一年間をフリーライターの立場で取材した著書がある。トレーニング方法や実際の競技の結果に焦点をあてるのではなく、競技者本人の感覚や人間性そのものを解き明かそうとする切り口は新鮮で、なかなか他では目にすることができないと思う。
清水選手の自分の身体に対する感覚はまさに「人間離れ」しており、筋繊維の一本一本までもを支配するような鋭敏な感覚を持つ。その鋭い感覚を宿す清水選手自身の体は、筋肉がわずか13日間で再生するようなスピードと、その生まれ変わりつづける肉体を意のままに操る意思があってこそ成立することができる。
常人の手に届かないレベルまで肉体を作り上げ、活動させた清水選手を知る本。