4TEEN

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104595013

感想・レビュー・書評

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  • 中高の過ごし方で人生が決まる確率が高い。上の兄弟を見てそう感じていた。だから、こんな好き勝手は、しなかった。もっとどでかく自由を満喫出来るのは、大学。

  • 叔父のオススメ

    中年男が”中学生男子の振り”をして書いた小説
    人物が薄い
    中学生男子の願望、友情、純情、背伸び、、、
    彼らの”青臭さ”は良い

  • 2015/8/3読了

  • 少年たちの瑞々しさは少し感じたけど、読後はなにも残らなかった。単なるライトノベルって感じ。
    石田衣良さんはテレビのクラシック番組で見たことがあって、作品は初めて読んだけどだいたいその印象通り。

  • やっぱり、中学生かな〜って思う。
    14歳で読んだら共感とかもできたのかもしれない

  • 青春の4年間。

  • 食わず嫌いな作家さんでしたが、
    やはり自分には合わなかったようです。
    途中で飽きてしまった。

  • 映画「Stand by me」のパクリ小説。

    読んでいる間あのメロディーが流れていた。

    この人の小説、何と言えばいいのだろう?

    ソツがない?

    物語を作り上げるのが上手い?

    でも、キライ。

    この人キライ。

    どうしても生理的に受け付けない。

    それで、どうしてキライなのか自分なりに分析してみた。

    全てが借り物なのである。

    仕入れてきた物語のネタをバァーっと目の前にばら撒き、上手くつなぎ合わせたみたいな感じ。

    ソツがないけれど、その物語の中に「自分」がいない。

    それを才能といってしまうと、そうかもしれない。

    だけれども、自分がないということは、自分が何を書きたいか訴えるものがないということ。

    この物語の4人の少年のうち、間違いなく本人は語り部であるテツローである。

    彼は、何も抱えていない。他の少年たちは抱えているのに。

    ただ、仲間を観察し、物語を作り上げる。
    まるでプラモデルを作るように。
    だから、熱さがない。
    草食系だ。
    仲間なのに、じぃ~~っと観察している。

    そして、モテたいという強い願望が行間に感じられる。(要するにスケベね。)
    この小説は、女性のために書かれている。
    ナイーブな作家像を作り上げ、女性がそこにホレるように書かれている。

    たぶん、実際熱狂的な女性の読者が多くいることだろう。

    ストーリーは破綻がないように見えるが、現実には絶対ありえないような陳腐な箇所がたくさんある。

    それを許せるか許せないか。

    ぼくは許せない。

    キライだ。

  • 直木賞受賞とのことだが...

  • 2010.10.中学生のジュンとナオト、ダイ、テツローの4人組.早老症のナオトへのプレゼント、不登校のルミナの話、芸能人になりたいユズル、不倫専門サイトで夫から暴力を受けている玲美さんと出会うジュン、末期がんで病院から抜け出してきたアカサカさんの話.4人組で新宿にテントを張り2泊する話など.文章のタッチも好きじゃないし、内容もあまり納得できない.

  • 学生時代のクラスメイトに薦められて読み始めた石田衣良さん。初めてぱらぱら読みした作品が素晴らしかったから集めようと思って買ったんだけど、彼は私の中で作品によって良い悪いが別れる作家さんだということが判明。悪くはなかったんだけど、お気に入りのシーンなんかもあるし、でも…なんか………10年前に出逢っていれば違った感想を持ったかもしれない。あ、10年前じゃまだ発表されてないや。

  • 4人の厨房が、新宿中央公園で野宿する旅行にマウンテンバイクで出発する「十五歳への旅」。

  • 2008/10
    月島を舞台に中学生4人の日々を描いた短編集。IWGPのTENNバージョンのようなテイストだが、内容も少し低年齢層に合わせているように感じる。著者が持つ特徴的な表現方法は健在だが、なんとなく安っぽく感じるのは少年が主役の物語だからであろうか。

  • 04.12/16 04.12/17

  • 所々で引っかかる部分や共感できない部分はあるけど、面白い話(不倫の話)もあったし、こんくらい。

  • 直木賞くらい読んでおきたいなぁ、と思うがどうも買うまでには至らなかった。
    講座の友達が読んだと言っていたので、貸してもらって読了。


    うーん、何と言うかなぁ。
    正直、僕には合わなかった。
    彼らのアイデアは突拍子がない。
    その割に、話がうまく行き過ぎるというか、小奇麗にまとまりすぎているというか。
    全体的に、現実感が湧かなくて1つも光景が浮かばないのだ。
    諸事情あるとはいえ、友達の誕生日に援助交際の女子高生をプレゼントするか?

    イズミという女の子の話もわからない。
    自分の告白を「同性愛者だから」という理由で受け入れてもらえなかったのに、その男と親友になるなんて、どういう展開なのだろう。

    僕にとって一番納得行かなかったのは、アカサカさんからお駄賃の1万を貰う時に
    「僕のこづかいの2か月分だ」
    とあったところなのだが。
    最近の14歳ってそんなにもらえるのか、そうか……。
    地域差はあるといえ、腑に落ちない。

    中学校2年、14歳という時は誰もが経験することだが、この話全てに共感、自分の中学校時代を重ねることが出来た人がどれだけいたのだろう。
    「東京では、月島では普通のこと」なのだろうか。

    石田衣良は、実は『IWGP』も僕には合わなかった。
    『4TEEN』なら大丈夫かな?と思ったがダメだったということは、僕と石田衣良が相性が悪いのだろう。
    他の作品はたぶん読まないだろう。

    まさかとは思うが、帯の「14歳は空だって飛べる。」というフレーズがユズルのことだったら怒るぞ。

  • 銀座から地下鉄で10分、木造の長屋ともんじゃ焼きとスカイラインを切り取る超高層マンションが調和して共存する町・月島。この町で僕たちは恋をし、傷つき、死と出会い、いたわり合い、そして大人になっていく…。14歳の中学生4人組が1年間に出会った8つの瑞々しい物語。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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