眠れぬ真珠

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 155
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104595020

感想・レビュー・書評

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  • 最初から結婚相手のような目で見ていないので 学歴や収入などでなく本当にその人自身に惹かれて純粋な恋愛に落ちるのだろう

    素樹がいい奴すぎて 咲世子が気持ちを決めた時が切なすぎ。

  • 咲世子の歳が自分と同じくらいなので、重ねて思うことが多かった。
    自分が大人だから。相手が若くて才能があるから。と、期間を決めて割り切って始めた、17歳年下との恋愛。基樹の旅立ちのためとはいえ、私ならあんなに潔い別れは出来ないな。そうしなくちゃいけないと分かっていても、出来ないと思う。

    基樹が撮った、咲世子のドキュメンタリーを見てみたいな。

    タヒチで真珠を買うところ、ちょっと前に読んだ本と重なって、ちょっと嬉しかった。

    最後はハッピーエンド。ま、小説ですから。

    ※『人生の下り坂』、そんなに強調しなくてもいいと思うんだけどなf^^*)

  • 45歳になって「女性としての自分はとうにくだり坂なのだ」と自覚しながらも、新たなモテ期を迎えている咲世子。版画家としても成功し、人も羨む人生だと思うのだけど、自分ではそれがよくわかっていないようだ。

    いくつになっても、恋愛の力ってすごいと思う。大人の分別と、経験から来る賢さをもって、恋愛をうまく自分の人生に生かせれば、「くだり坂」を「のぼり坂」にすることだってできるのだと思う。

  • 私にはまだは理解が及ばない大人の恋愛の話だった。
    大人って複雑で難しくてめんどくさいなと思った

  • 途中で読むのを止めてて、再度一から読み直して、前半の内容はうっすら覚えているのに話の展開が気になりすぎてせっせと読み終えた。
    私には大人すぎて、、、!考え方生き方、こんな強い女性になりたい。運命的な出会いから、すごく幸せそうだったのに、お別れのシーンが辛すぎてウルウルしてしまった。
    ダイヤモンドと真珠のお話が素敵でした。急いで読んだからもう一回じっくり読み直したい。

  • 年の差をしつこいぐらいに意識していた咲世子に、それもなんだかなあ…、と思って読み進めたけれど、咲世子は自立した大人だけれど純粋で、素樹は若くても自分がよく分かっていて…、
    最後、これでいいんだと思えてスッキリした。

  • 17歳の歳の差…ハッピーエンドではないだろうなと 読みつづけたが…
    ラストは ダイヤモンドではなく やはり 真珠か…大人の恋♪

  • 出会いは運命だった。17も年下の彼に、こんなにも惹かれてゆく――。孤高の魂を持つ、版画家の咲世子。人生の後半に訪れた素樹との恋は、大人の彼女を、無防備で傷つきやすい少女に変えた。愛しあう歓びと別離の予感が、咲世子の中で激しくせめぎあう。けれども若く美しいライバル、ノアの出現に咲世子は……。一瞬を永遠に変える恋の奇蹟。情熱と抒情に彩られた、最高の恋愛小説。

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    こういうストーリは好きかも
    主人公は女性なのに感情移入してたよ。
    歳が近いからか、何度も涙したよ。

  • 年の差ラブストーリーだと思っていたら、人生や生き方を考えさせられた作品。大袈裟か?
    この作品は読む年齢や状態で、感じ方が異なるんじゃないかな。若い時だったら、なんじゃこりゃと思えそう。

  • 歳を重ねることも悪くないのかなって思わせてくれた1冊でした。ま、捉え方ですけど 笑

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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