やってられない月曜日

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 316
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104711031

感想・レビュー・書評

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  • さらりと読了。
    独身OLの頃が懐かしくなりました。

  • 働く女性のリアルな日常と本音を描いたワーキングガール・ストーリー。高遠寧々、二十八歳、勤め先は大手出版社経理部勤務、就職氷河期に遠い親戚がオーナー一族と繋がるコネ入社が引け目で、容姿も良くなく彼氏無し。気の合う同期仲間弥々も田舎の書店チェーンのお嬢様で地元の政治家のコネ入社、会社では仲良しでもプライベートは別行動、オタクな模型作成の趣味もあるし、一人暮らしも満喫中。でも、そんな平凡な日々にも、不倫、パワハラ、社内イジメなどなど、いろんな事件は潜んでて、「やってられない」はっきり言って不満だらけです。

    婚期を逃した普通のOL寧々と弥々の会話が、テンポよく進み、ちょっことした謎も解けていく、面白く読めました。

  • 日常、どこにでもあるようなOLの話し。だから違和感なくすっと読めた。

    12/11/25-112

  • 2012/09/02

  • 久々の柴田よしきさん。前回「ワーキングガール・ウォーズ 」を読んで、また読んでみたいなあと思ってたので図書館で借りてきた。共感するところが多かったなあ。うん、分かる分かるって思いながら読みました。仕事って、会社って、なんだろうってよく考える。一日の中で一番多くの時間を過ごす場所が会社っていうところ。その箱の中で一緒に過ごす人たちとも、一日の中で一番多くの時間を過ごす。その場所を、人間関係を、割り切って過ごすことってできるのかな。やっぱり、過ごすからには、良い時間にしたいって思うし、それなりにきちんと、充実した時間にしたいって思うし。なんか、この寧々の葛藤がすごく分かるなあと思った。縁ね。確かにそう思う。

  • ワーキングガールウォーズの人だ!と思って借りた。

    タイトルのセンスはないけど話は良かった。
    働く女性なら共感できると思う。

    仕事と割り切れば、と思うけど、人生の大半を過ごす会社だからこそ
    人間関係も良好であってほしい。

    うまくいかなくても、働き続ける中でちょうどいい距離感を見つけられたらいいな。

  • 私、柴田さんのこと男性の方と思ってたのですが女性の方なのですね!
    びっくりでした〜前に読んだ「水底の森」を読んでて、
    なんでか男性の方と思ってしまったのですよね。。びっくりでした。
    それはいいのですが、寧々と弥々さんと言うなんとも古風な名前の持ち主達が、
    会社という組織の中で右往左往しながらも自分の進むべき道を探してく。
    そんなストーリー。ミステリーあり、恋愛あり、楽しく読めました。

    寧々さんのフィギアの腕は読んでてもすごい臨場感が伝わってきて見たい!
    と思ってしまいました。これぞ本当のヲタク???なんて
    でも、ひとつの事に夢中になれていつの間にか朝になってるなんて素敵です。

  • 「ワーキングガール・ウォーズ」の姉妹編ということで期待して読み始めたものの……なにか違う。私の求めていたものはこれじゃなーい!
    コネ入社、自称ブス、28歳、独身彼氏なし、模型作りが趣味と前作の主人公よりはよっぽど自分に近いのに、夢中になれない。妙に人間関係が生ぬるく、坂木司が独身OLものを描いたような違和感がある。
    コネ入社でそれなりの給与を貰っていて、経理という単調そうだけど安定した仕事をしている主人公が妬ましいのかも。とも考えたが、それも違う。うーん、もやもやする。

  • エッセイみたいな本。なんとなくハッピーエンド。

  • 高遠寧々(たかとうねね)、28歳、大手出版社勤務。
    コネ入社を引け目に感じ気を遣うことは多々あるけど、
    気の合う仲間もいるし趣味もあるし一人暮らしも満喫中。
    会社を辞める気はない。
    でも、ハッキリ言って不満だらけです!
    というお話。


    サラッと読みやすいけど心がじんわりと温かくなる。
    ハートフルストーリーとかではないんだけど、
    ちょっとした出来事の積み重ねで主人公の心が丸くなっていく様子とか、
    凄くほっとする。

    人間関係ってほんと思い通りにいかなくてイライラするけど、
    でもそれ以上に温かいこともあるってことを気付かせてくれる。
    毎日に疲れている人にオススメ。
    あ、でも女性向け。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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