- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104715015
作品紹介・あらすじ
電車内で暴れる酔っ払いから若い女性を救った、ヲタク青年。女性に縁がない彼は、彼女をデートに誘うべく、モテない男たちが集うインターネットサイトに助けを求める。いつしか「電車男」と呼ばれるようになった彼に、出来る限りのアドヴァイスを与え、時に叱りながらも温かく見守る仲間たち。熱い励ましは「電車男」に勇気を与え、彼女との距離を一歩一歩縮めていく。「電車男」は果たして意中の彼女に告白できるのか?読む人全てを熱い共感の渦に巻き込む、リアル・ラブ・ストーリー。
感想・レビュー・書評
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匿名掲示板は即興のかけ合いが本当に面白い。
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#3379ー58ー202
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この本が世に出たのは2004年。当時、情報機器に疎かった私にはパソコン=遠い世界の話でした。備え付けの大きなパソコンがスマホやタブレットに変わり、掲示板がチャットやSNSへと変わった今でも、この本には、人知れずひっそりとモニターに向かい、キーボードを叩いている人たちの存在が変わらずに息づいています。主人公の電車男の一途な姿に「頑張れ!」と背中を押したくなるのはもちろんのこと、彼を囲む数多くの名無したちの声援が、眺めていて何よりも楽しい。
辛い、悲しいコメントばかりではない、こんな掲示板があったら良いなと心から思います。 -
海外でドラマ化されるみたいなので、遅ればせながら読んでみました。
独特なスタイルの書き方なので、最初は読みづらい、読むのやっぱり止めようかなと思ってしまったけど、
なんだこの女子みたいな会話はと。
みんながいろんな想像を膨らませて語り合うのが、昔の自分みたいだなと。
電車男みたいに、あった事を細かく書くっていうのを昔自分もドキドキを復習するみたいにノートに書きこんでたな、なんて。
女性も男性も恋愛する時の気持ちはたいして変わらないんだな。
不思議な読み物でした。 -
今さらながら、図書館で借りて読んでみた。
しかも、恥ずかしながら、どんな内容かも全く知らずに。当時から何となくブームになっていることや、ドラマ化とか映画化とかいう言葉は聞こえてきてはいたが、その詳細までは届いてこなかった。てゆーか、きっと私に興味がなかった。
でもこないだNHKで「平成ネット史」とかいう番組をたまたま見ていて、出演者たちが熱く「電車男」について語るのを見て、ちょっぴり心を動かされたわけだ。
で、手に取ってみて驚いた。この本、左から捲るの!?そう、そのくらい何の予備知識もなかったわけです。しかも私は所謂「ネットの住人」とはかけ離れた世界に住んでいる。はっきり言って2ちゃんねるも知らない。
でも読んでみた。面白かった。今から10年以上も前にこんなことが繰り広げられていたのか。登場するネット用語も分からないから、全てを理解できた訳ではないだろうが、スレを通して住人たちが一つになっていく様は共有できたように思う。とゆーか、いつしか私も書き込みをしながら電車男を応援しているような気分になっていた。
なるほど、これが2ちゃんねるか。こうして電車男は誕生したのか。こうしてネットの住人たちは寝不足になっていくのか。よく分かった。
顔も素性も見えないやり取りだからこそ成立する世界なんだろうけど、そこには確かに抽出されて濃縮された感情がある。そしてそれに励まされる人がいるなら、虚構の世界も大いに結構じゃないか。
2019/01 -
まさか泣くとは思わんかった
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昔読んでハマってた記憶がある。話題になっていて平積みされてた。その後ドラマ化してすごく好きだったな。
ドラマティックで優しい世界で電車男を応援しちゃう。 -
最初の方は、失敗作か?なんて思ってしまいましたが
中々面白くて思わず感情移入してしまいました(笑)
笑いと感動があっていいと思います‼︎♪( ´▽`) -
この本に勇気をもらって、初デートができました。
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本当かいな