ストロング・メディスン

  • 新潮社
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本棚登録 : 47
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105075040

感想・レビュー・書評

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  • シーリアは強い人。信念と良心と科学的視点は重要だということを痛感させられた。

  • (1980年代に読んだ本)
    著者のアーサー・ヘイリーは
    椎名誠さんのエッセイから興味を持って続けて何冊か読んだうちの一冊。
    薬の開発には莫大な研究費と時間が必要。
    それを注ぎ込んでも必ずできるとも限らない。
    成功すれば研究者には栄誉。製薬会社には莫大な利益。政治家にも思惑があるだろう。
    ふと、40年近く前に読んだ壮大でスリリングなこの本のことを思い出したのは、コロナ禍真っ只中だから。背筋がゾッと寒くなる。

  • 製薬業界の実態を少し知れたような気がする

    舞台はアメリカで何年も前だが、
    本質的なものは現在の日本と同じだと思えた

    主人公のようなバリキャリ憧れます

  • 一医療会社の当時としては稀有な
    女性社員として地位の階段を駆け上っていった
    聡明な女性の記録と
    それを渦巻く様々な事件です。

    ある薬剤名が出てくるのですが
    もうね、あ!!ですよ
    それうかつに認可しちゃダメーっ!!と
    叫び声をあげそうになりましたね。
    (奇形リスクがあるため)

    この奇形リスクは他にも出てきます。
    テストというのは必然的に限界が出てきて
    犠牲が出てしまいますし、
    製薬会社が思わぬ犠牲を払わざるを得ない
    状況にも陥るのです。

    ほら、今の薬でもあったでしょう。
    ある事実を隠蔽して出した「アレ」
    結果は言わずもがなです。
    「新たな薬の効果」に狂信的になって
    何もかも失うのでしょうか…

    シーリアには物語が終わっても
    待ち受けるものはまだいっぱいあります。
    だけれども、乗り越えるに違いありません。

  • もう,本を書かないときめて、
    心臓手術をして、医療について 書くことにした
    ということが、印象的だった。
    しかし、それは クスリ害 という問題だった。

    サリドマイド事件は クスリの持つ害の中でも
    最大のものだろう。
    妊娠という時期に 処方する ということの
    危険さは 計り知れないものがある。

    モンテインという つわりをなくすクスリが
    植物人間の赤ちゃんを生み出すと言う問題が発生した。
    それに,対応するのであるが。

    それにしても シーリアは 出来過ぎである。
    パーフェクトに近い 仕事ぶり。
    アーサーヘイリーの 理想像に近いのかもしれない。
    アンドルーとの関係もよい。
    直感 洞察力が 優れている。
    いうことないのである。

    ヴィンセントロード
    優秀であるが 都合の悪いことは隠す。
    そのことで、失敗を繰り返す。

    つねに 二つの例があり,一つは 成功し、
    もう一つは 失敗する。
    そこから、人間の生き方がかわってくる。

  • 人生で1番おもしろかった本かもー!!
    また数年後、定期的に読み返したい本ナンバー1!!
    長編やったけど、続きが気になりすぎて仕事中もうずうずしてた!!

  • 分厚い本ですが、一気に読めました。
    製薬業界で働く女性シーリアが出世していくサクセスストーリー。
    彼女の仕事への情熱と誠意、そして生き方・・・憧れます。

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