出会いはいつも八月

  • 新潮社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105090210

感想・レビュー・書評

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  • The Bookseller - News - March 2024 is publication date for Márquez’s 'lost' novel, Until August
    https://www.thebookseller.com/news/march-2024-is-publication-date-for-marquezs-lost-novel-until-august

    ガブリエル・ガルシア=マルケス、旦敬介/訳 『出会いはいつも八月』 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/509021/

  • 南米文学そしてガルシアマルケスといえば
    謎めいた、深遠な、または土着といったイメージなのだか、あまり感じられなかった
    むしろ洗練されて、クールで、すごくときめいてしまった!
    毎年一度しか訪れない島
    お母さんのお墓にたむけるグラジオラス
    そして、ふと、情事の場を持ってしまい…

    ただ未完という事で、終わりに近づくにつれて雑になっていくのが悲しかった
    もっとゆっくり丁寧に味わいたかった、と思う

  • アナ・マグダレーナが母の墓にグラジオラスを捧げに毎年8月にその島を訪れる。そこで、男と出会う。彼女は結婚している。
    グラジオラスの花言葉は思い出、密会、用心。
    彼女はこの島にくると、母の墓にグラジオラスの花を捧げ、1年で起こったことを洗いざらい告白する。そして、夜になると身も知らぬ男と密会し、帰ったら夫に秘密にできるよう用心して振る舞う。
    作者は中年の女性が真実の愛を見出すということを生前言っていたらしい。
    夫とも、その初めの島での出会いまでは、順風満帆に見えたが。
    星3かな

  • 映画を観るように読むといい

  • 主人公に感情移入する事はなかったけど、
    同じ位の年頃なので、気持ちがわかる部分も多かった。

    ボケててもこんなにしっかり、
    文章が書けるのかと驚いた。

    永井するみさんの年に一度の2人を思い出した。

  • 2014年に亡くなったガルシア・マルケスの"新作"。執筆を進める中で認知症を患い未完となったが、一応本書は話としては完結している。
    短い本ではあるが、ラテンアメリカの一人の中年女性の思い煩いが丁寧に描かれている。ただ、確かに終わり方はやや唐突な感じではあった。

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著者プロフィール

1927年コロンビア生まれ。20世紀後半の世界文学を代表する作家。55年長篇『落葉』で作家デビュー。67年記念碑的傑作『百年の孤独』を発表し、「ラテンアメリカ文学のブーム」を主導した。2014年没。

「2022年 『ガルシア=マルケス中短篇傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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