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- Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105236021
作品紹介・あらすじ
アイルランド系移民の家に生まれたピート・ハミルは、10歳で第二次世界大戦の終戦を迎えた。貧しいながらも優等生だったピート少年は、しだいに悪に憧れ、おずおずと酒と性に手を伸ばした。それがすべての始まりだった-。冒険的人生の渦中へと飛び込んだ彼を迎えたのは、熱い50年代、60年代。ビートニク、ジャズ、ベトナム戦争…疾風怒涛の時代を酒とともに生きた彼は、しかし37歳で断酒を決意するにいたる-。その半生を赤裸々に明かす、小説よりも小説らしい痛快な自伝。
感想・レビュー・書評
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少し前に読んだ短編「ニューヨーク・スケッチブック」の著者の自伝。
題名からわかるとおり、酒飲み人生をどう歩んできたか、という内容。
ただ、それだけではなく、ニューヨークに生まれ育った著者の目線で書かれた、第二次世界大戦前後のニューヨークや、その後について、とても詳しく書かれている。
前半は、著者のその戦前戦後の少年時代の話で、まるで妹尾かっぱの、「少年H」のアメリカ版のようでとても興味深く読めた。
長編のため、読了まで1ヶ月以上かかってしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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