現実的な左翼に進化する 進化論の現在 (シリーズ進化論の現在)

著者 : ピーター・シンガー 竹内久美子

• 新潮社 (2003年2月24日発売)

感想・レビュー・書評

[東京大学医学図書館さんの感想 · 2015年11月9日]

11月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=2001791356&key=B144704322023286&start=1&srmode=0&srmode=0#

[＄＄＄さんの感想 · 2013年2月21日]

まとも

[maxy13さんの感想 · 2010年11月8日]

進化論についてのシリーズの一つとして書かれたもの。今までの左翼思想が進化論を受け入れない（歴史の終着点を設定するなど）、もしくは間違えた解釈で使っていることを批判。左翼思想を最新の進化論をもとにして考えよと説く。その際に、事実から倫理を作らないことと、適者生存が競争によるものだけでない事を強調。進化論的には競争だけでなく、共生によって生き残ってきたものもある。その点でゲーム理論を評価。利他的行動の意味。

著者プロフィール

ピーター・シンガー（Peter Singer）
1946年生まれ. 1971年オックスフォード大学哲学士号（B. Phil.）取得. プリンストン大学生命倫理学教授, メルボルン大学応用哲学・公共倫理学研究所教授. 主著：Animal Liberation（1975：邦訳『動物の解放』（改訂版）, 人文書院, 2011年）, Practical Ethics（1979：邦訳『実践の倫理』（第二版）, 昭和堂, 1999年）, One World（2002：邦訳『グローバリゼーションの倫理学』昭和堂, 2005年）, The Life You Can Save（2009：邦訳『あなたが救える命』勁草書房, 2014年）他.

「2018年 『飢えと豊かさと道徳』 で使われていた紹介文から引用しています。」