知の果てへの旅 (Shinchosha CREST BOOKS)

  • 新潮社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784105901462

作品紹介・あらすじ

宇宙に果てはあるのか。時間とは何か。意識はどこから生まれるのか。科学はすべてを知りうるのか。科学はかつて不可能だと思われたことを可能にし、多くの謎を解明してきた。知の探究の最先端で今、何が問われているのか。ビッグバンの前に何があったのか。コンピューターは意識を持ちえるか。未来は予測可能か。科学の力をもってしても知りえないことは、はたして存在するのか。『素数の音楽』の著者による人間の知の限界への挑戦。

感想・レビュー・書評

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  • 個人的な関心に合致していて、とても面白かった本。子育ても落ち着いてきたので、こういうテーマを、またゆっくりと考えることができたらなあ、、と思います。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 科学啓蒙書。おもしろいが厚い。

  • 主に物理の分野において、科学で判っていないことが何かの解説本。ニュートン力学で全てが科学で判ると信じられて事項が、現代において判らない事例を順に紹介している。判っていないことはたくさんあるんだな?判っていないことが不可知な可能性もあるのだな?それでも不可知を調べて知識にしていく営みが、過去から続けられていることが判る。深くて面白い!
    1)カオス:未来予測は難しい。三体問題は方程式は立てられても解が導けない。
    2)クオーク:アップU・ダウンd・ストレンジsが最小単位か?チャーム・トップ・ボトムを入れたシンメトリーが最終解か?ひも理論が最終理論か?
    3)量子力学:粒子が波の性質を持つ。位置と運動量は同時に判らない、プランク定数、揺らぎによって無から粒子が想像されても数学上はおかしくない?
    4)宇宙の果て:無限か多元宇宙か、インフレーション理論は検証できるのか?データを誤って理解しないように気をつけねば(1,2,4,8,16の次は31の数例がある!)
    5)ビッグバンの前は?:相対性理論とエントロピー増大の法則をリセットする概念。イーオン、数学的宇宙仮説(MUH)
    6)意識:視覚情報で感覚情報を都合よく書き換えてしまう脳の働き、心と体の二元論、創発、ネットワークが複雑で双方向なほど意識レベルが高い→ネットワークと意識の特異点があるのでは?
    7)数学:ゲーデルの不完全性定理は数論の公理の組み合わせでは証明できない問題があることを証明→数学は万能ではない? カントールと無限の扱い 素数の集合と整数の集合の大きさは同じ?無限小数族は整数より大きい?

  • 数学者がscienceについて語った本。ガリレオの指、科学の発見を思い出す。

  • ふむ

  • おもに数学、物理学の上澄みをさらっとたどった感じの内容。が、数学が可能的なものを扱う一方、物理は現実的なものを扱わなければならない、その違いを深く実感できたという意味で本作を読んだ甲斐があった。

  • 編集者と訳者の怠慢。インフレーションは日本人も関係しているのも知らんのか!

  • 請求記号 401/D 99

  • 「知の果てへの旅」マーカス・デュ・ソートイ著 冨永星訳|日刊ゲンダイDIGITAL
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/230000

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    科学はかつて不可能だと思われたことを可能にし、多くの謎を解明してきた。知の探究の最先端で今、何が問われているのか。ビッグバンの前に何があったのか。コンピューターは意識を持ちえるか。未来は予測可能か。科学の力をもってしても知りえないことは、はたして存在するのか。『素数の音楽』の著者による人間の知の限界への挑戦。
    http://www.shinchosha.co.jp/book/590146/

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